寝袋(シュラフ)選び方まとめ。購入する前に必ず見ておきたい「選び方10のポイント」をご紹介します。基本的な形の違いや、いまさら聞けない快適使用温度と限界使用温度の違いって?決して安くない買い物だから、寝袋の「失敗しない選び方」教えます!
購入する前に!寝袋の選び方を知っておこう
寝袋には様々な種類があり、初心者が選ぶのはかなり大変。ですが、適当に選んでしまうと失敗の元!
「夏場に高保温性のマミー型シュラフを選んでしまい、暑くて寝苦しかった」、「寒すぎて寝れないと思ったら夏用シュラフを選んでいたらしい」などの失敗に陥らないよう、選び方をおさえておきましょう!
絶対おさえるべし!選び方「10のポイント」
1. 寝袋の形を知ろう!【封筒型・マミー型】
キャンプ初心者やファミリーでのオートキャンプにおすすめなのが、この封筒型。
ジッパーを閉じずに掛け布団・敷布団のように別々に使うこともできますし、シュラフ同士を連結させて「大きな布団」に家族みんなで寝ることができて便利です!
一方身体をすっぽりと包み込むのが、マミー型。登山やツーリングなど、より本格的で個人で楽しむアウトドアに向いています。
保温性が高く、冬場もキャンプをするという通年キャンパーはマミー型を選ぶと良いでしょう。
2. 中綿の種類をチェック!
シュラフの中綿に使われているのは大きく分けて「ダウン」「化繊」の2種類。それぞれに特徴があるので買う前に中綿の種類は見ておくのがベターです。
■ダウン
ダウンは多くの空気を含み保温性が高く、寝たときにふかふか感があります。コンパクトにまとまり収納性は高いですが濡れには弱く、洗濯には専用の洗剤が必要。登山でもテントに泊まる方や、バイク旅行する方などにおすすめです!
■化繊(ポリエステル)
水濡れしても乾きやすく、洗濯などの手入れがとてもしやすいのがポリエステルの特徴です。比較的安価ですが、ダウンに比べて2倍ほど重く大きいので携帯性は劣ります。車中泊メインの方や、車での移動時に積載量を気にしない方におすすめですよ。
【フィルパワーって?】
ダウンに含まれる羽毛のボリュームの目安で、1オンス(約28グラム)あたりの体積が大きければ大きいほど良質とされ、シュラフについてもこの数値が大きい程、軽くて暖かいなど高機能であると言えます。
3. 使用する季節や場所を考慮しよう!
テント泊か車中泊かなど、使用する環境でも必要な寝袋のスペックは変わってきます。オートキャンプや夏フェスなら-6~-3℃位、冬に使うなら最低使用温度-5℃以下のものを選ぶのが良いでしょう。
4. スペック指標をしっかりチェックしよう!
寝袋を賢く選ぶための指標として、”快適使用温度”と”限界使用温度”があります。快適使用温度は「この温度域レベルまでなら温かく眠れる」、限界使用温度は「寒さを感じることはあるけれど、工夫次第で使用可能」という目安。
選ぶ際は、特に限界使用温度をチェック!夏用なら5~10℃、冬用なら-5℃以下、3シーズン用なら-5℃~5℃を基準に選ぶと良いでしょう。
5. 収納サイズも重要です!
車かバイクかなど、移動手段によって重要になってくるのが、収納サイズ。写真のように2ℓサイズのペットボトルくらいコンパクトになるものであれば、持ち運びや家での収納場所にも困らないでしょう。コンパクトな寝袋を選びたい方は、圧縮性が高いダウンの寝袋から選びましょう!
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