8月から千葉のイオンモールで走る無人運転バス「EZ10」に乗ってみた
スマホゲームやモバゲーを運営するDeNAとフランスのスタートアップEasyMileが提携して、8月からイオンモール幕張新都心に隣接する豊砂公園で運営がスタートする無人運転バスの交通システム「Robot Shuttle」(ロボットシャトル)。
実際に使われる予定のEasyMile「EZ10」に乗ってみました。
EZ10は、全長4mほどの小さな電気自動車。運転席はなく、乗客用の座席が車両の前後方に6席、最大12人乗車が可能です。
最高速度は時速40kmですが、普段は時速20kmほどでゆっくり進みます。リチウムイオン電池で、最大10時間まで続けて走ることができるそうです。
EZ10の特徴は、車両の前後の区別がないこと。電車のように、Uターンなしで往復運行が可能です。運転席がないので、ゴンドラに乗っているような気分。
ドアは半自動といったところ。停留所に着くと自動で開きますが、閉めるときは乗っている人がボタンを押すようです。まだ試験運用の段階ということもあるのかもしれません。
赤いボタンは緊急停止ボタン。
タブレットでいま停留所間のどこを走っているのか確認できます。
電気自動車ということもあって、バスの中はとても静か。おしゃべりは…ちょっとしづらいですね。
バスの頭であり、お尻でもある。
運転手がいないのになんでワイパーが付いているんだろう…と思ったら、カメラ用のワイパーでした。フロント(リア)ウィンドウの上方にあり、周囲の状況をチェックするのに活躍します。
こちらは車両の四隅の足元についていた障害物検知用のセンサー。360°をカバーしています。これを使うことで、人の飛び出しなどに対応して停止できるようになっています。
こちらはEasyMileによるEZ10のデモ動画。1:30あたりをご覧いただくと、人に反応してバスがちゃんと止まったのがわかります。
あらかじめ決められた運行ルートを走るバスなので、大学やショッピングモール、あるいは野外フェスなどの広い敷地を巡回するような使い方によさそうです。ゆっくり走行するので、従来のバスのように長時間乗っているのは大変かも。
source: DeNA AUTOMOTIVE, EasyMile via Robot Shuttle
(斎藤真琴)
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