「そんなことは映画だけの話だ」元GoogleのCEOエリック・シュミット、AIが人類を征服する説を一蹴
心情的にはこちらを信じたいけど…。
「人工知能(AI)が自我を持ち、人類を征服する」。SF小説などでよくあるプロットですが、実際にどうなるのかは、専門家の間でも意見が分かれています。
そんな中、元GoogleCEOのエリック・シュミットは、「そんな心配はいらない」という立場をとっているようです。
ストックホルムで行なわれたカンファレンスにて、この話題に触れた同氏は、AIに対して否定的であるイーロン・マスクやホーキング博士などに言及しました。
今更私が言うまでもなく、ホーキング博士もイーロン・マスクもとても優秀な人物だ。しかし彼らはコンピュータの専門家ではない。
彼はさらに、以下のようにも語っています。
コンピュータが極度に進化したら、我々人類を乗っ取ってしまうのではないかとはよく聞く話だ。しかし私が言いたいのは、人間はそんな異変に気づけないのか、ということだ。もし異常事態が発生したら、すぐにコンピュータの電源を切ればいいじゃないか。それでもAIは次のコンピュータに乗り換え、世界中の最後の1つになるまでそれが繰り返される、なんてことは映画の中だけの話だ。現実には起こりえないよ。
この論争はまだまだ続きそうですが、希望としては、エリック・シュミットの説が正しいことを祈りたいものです。
image by OFFICIAL LEWEB PHOTOS via Flickr
source: ZDNet
Angela Chen – Gizmodo US[原文]
(渡邊徹則)
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