「50%の法則?」買い替えor修理で悩んだ時の見極め方

2018.3.8 20:07 更新

読了時間:5分14秒

「買い替えか?」「修理か?」損をしない見極め方を教えます


テレビからスマートフォンまで、形あるものはいつか壊れます。問題は、壊れた時に新しいものを買うべきか、修理するべきかということです。答えは簡単ではありませんが、より納得のいく選択はどちらなのかを見極める方法はあります。

まず最初に、それが本当に壊れたのかを確認しましょう。ケーブルが抜けていないか、何かちょっとした不具合ではないかをチェックしてください。本当に壊れていることを確認したら、買い替えか修理かを決断すべき時です。

基本原則:50%の法則

新しいものに買い替えるべきか、修理するべきかを決める際に、よく言われている基本原則があります。修理代を調べて、「それが新品の価格の50%以上だったら買い替えたほうがいい」というものです。

この法則で失敗している人もたくさんいるので、気をつけてほしいことがあります。新品を買った時の価格の50%であって、最初に買った時の価格ではありません。新品と修理代を単純に比較するのです。修理代が、今現在の新品の価格の50%以上であれば問題です。

Consumer Reportsは、この法則は自分で修理するか、サービスセンターに持っていくかを決める時にも当てはまると言っています。また「昔、一度壊れたことがあるものなら、買い替えたほうがいいだろう」というアドバイスもしています。

50%の法則が当てはまらない場合

50%の法則は、常に何にでも当てはまるのではありません。それぞれ状況が違うので、自分のケースにこれが当てはまるのかを査定しなければなりません。個人的には、以下の場合は「50%の法則」は当てはめないほうがいいと思います。

同じ機能の新しい物がない

技術が進化するにつれて、忘れられたり、捨てられたりする機能があります。簡単な例をあげると、携帯電話のFMラジオボタンや、取り外しのできるバッテリーなどです。新しい物に、自分がどうしても付いていて欲しい機能がなかったら、50%の法則は適用できません。買い替えても本当に大丈夫な場合のみ、この法則を使ってください。

今持っている物が完璧に合っている

デザイン、形、サイズはよく変わります。今持っているスピーカーが棚にピッタリとか、パソコンがちょうどいいサイズというような場合は、それを修理した方が良いでしょう。

高級・高価な物

50%の法則は、基本的には消耗品に当てはまりますが、高級品には使わないでください。高価なヘッドフォンが壊れた場合、買い替えるか修理するかを決めるのに50%の法則は使わない方がいいです。大金に関する決断は主観的にしましょう。

自力で直すか、修理に出すか?

企業のサービスセンターが修理できる問題であれば、おそらく自力でも修理できます。自力で修理するのは簡単ではないかもしれませんが、まずは調べてみるのがいいでしょう。

一般的に、取り外しができる部品のある物は自力で修理するのに向いています。たとえば、パソコンの修理を自力でやってみましょう。携帯電話のボタンが外れたというような場合も、自力で直せるでしょう。

しかし、スマホの割れた画面を取り替えるというような、少し複雑な問題の場合はどうでしょうか? 自力でもできないことはありませんが、修理している間にさらにダメージを与えたりしない、という自信がなければなりません。

それに、自力で修理するのが初めての場合は、道具を買うというコストもかかります。たとえば、スマホの場合は修理をするのに特別なツールが必要です。格好つけてもしょうがありません。専門家の意見を聞いてください。iFixitのような人気のDIYサイトや、掲示板をのぞいて調べてください。

金額以外のことも考える

このような決断をする時に、金額のことしか考えない人があまりにも多いです。お金だけが大事な要素ではありません。ほかの価値についても計算しなければなりません。

修理にかかる時間

買い替えか修理かを決めるために調査をしたり、修理の仕方を調べたり、実際に修理をするには、時間とエネルギーを使います。そのことは常に頭に入れておいてください。

使えない時間

その物が使えない時間はどれくらいかかるのでしょうか? 「使えない」ということは「無駄にしている」のと同じです。どれくらい無駄になるのか計算しましょう。

自分の気持ち

無機質な物に愛着を持つことは恥ずかしいことではありません。キラキラした思い出や感傷的な気持ちがある場合、それも加味しておきましょう。誰かから受け継いだ物だったり、いただいた物であれば、市場に出ている物よりもっと価値があります。

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Lifehacker


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