人生に3回ある「お金の貯めどき」、いつか知ってますか?
「最近、生活費足りてる?」
夫にそう聞かれて、思わずドキッとした。そして、むにゃむにゃと口ごもった。足りているようで、足りていないかもしれない。正直、詳細まで把握できていないからだ。
わが家はお小遣い制ではなく、夫から毎月決まった額の生活費を受け取る家計パターンだ。とはいっても、きっちり決められた額を引き落としていたのは昔の話で、最近は少し多めに引き出して、夫婦共同の口座に入れておく。そこから生活費を支払っていくわけだが、あまり無駄遣いしない夫のおかげか、私のざっくり家計でも少しずつは貯金が増えている。
けれど、カードの引き落とし額を毎月チェックしていると、最近仕方がない出費が続いたとはいえ、ちょっと額が大きい。子どもたちもよく食べるようになり、食費も増えてきた。下の子2人を保育園に通わせ始めたので、月々の保育料もなかなかの出費。そのほか、あれやこれやと出て行くお金が増えてきたように思う。さて、この先子どもたちの教育資金やら、老後のお金やら、大丈夫だろうか。
追い打ちをかけるように、保険会社の担当者から「お子さんが3人に増えたことですし、保険の見直しをしましょう!」と連絡が。あれ、これからの方が、お金って貯まりにくい? お金の貯めどきって、いつだっけ?
この3つのポイントでお金を貯めるべき!
なんだか急に不安になった私は、初心にかえってお金のことを勉強し直そうと思い、『いちばんよくわかる! 結婚一年生のお金』(氏家 祥美・著/学研プラス・刊)をじっくり読んでみることにした。
タイトル通り、結婚したばかりの夫婦に送る、家計の管理テクニックが書かれた内容。
私は正直、結婚10年生。いまさら感はあるけれど、何もしないよりはいいじゃないか! まずは、気になっていた「お金の貯めどき」に関するページから読み進めることに。
要約すると、以下のとおり。
もっともお金を貯めやすいのは、子どものいない結婚直後。(1回目)
2回目は、子どもが小学校に入学する前まで。特に、3歳以降は保育料が安くなるため、貯蓄できる絶好の機会。
3回目は、子どもが学校を卒業、独立してから、定年を迎えるまでの間。
なんと、わが家はすでに2回目を過ぎているではないか。思えば、独身時代は「ボーナス払いで♡」という魔法の呪文を唱えて、洋服を買いまくっていた。今となっては「なんて要らない物を!」と後悔しかないが、好きなアーティストのCDが3パターン出れば、すべて買っていた。悔やまれる。悔やんでも仕方がないが、悔やまれる。今からでもできる、お金を貯める方法は? ページをめくる手が速まる。
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