メルカリで金策! いらないものを売って忘年会費用を稼ごう
慌ただしい雰囲気が一気に蔓延してくる12月。慌ただしさにつられるように、この時期はなにかと出費がかさむものです。多くのビジネスパーソンが年末のボーナス(賞与)を楽しみにする一方で、その余剰分もいつの間にやらなくなっていたりします。
その出費の代表格のひとつが忘年会です。会社や得意先、友人付き合いなども含めて、忘年会と称した年内最後の飲み会が何度か訪れたりして、なんだかんだとお金がかかってしまいます。
そんなことを考えていたら、こんな通知がきました。
フリマアプリの『メルカリ』。なんともいいタイミングで知恵を与えてくれます。
ということで、今回ライフハッカーでは、編集部員がいらなくなったものをメルカリで売って忘年会費を稼ぐことにしました。
メルカリに出品
とにもかくにもまずは出品から。編集部員に呼びかけ、メルカリで出品するものを集めました。実際に出品したものはこちら。
・Vikrin フレキシブルミニ三脚
・遊戯王 カード「時の魔術師」
・Gouler スマホ&タブレット用スタイラスペン
・パワーハウス 濃縮硝化菌
・アークテリクス ジャケット
・象印 マイコン炊飯ジャー
・MOUSSY ロングワンピース
・Yamazen 卓上扇風機
・クラウン 独和辞典
・PRADA フレアスカート
・Spigen AirPods用落下防止ストラップ
・Leaper 4wayトートバッグ
・レグラス 30cmキューブ型水槽
・sacai ドルマンスリーブワンピース x2
・UNDERCOVER コート
遊戯王トレーディングカードからアクアリウム用水槽まで、大小さまざま、ジャンルもバラバラなこの商品たち。ひとつひとつ情報を入力して出品していきます。
商品はほとんどが完全未使用、あるいは使用感のないものです。なので、大まかに定価や購入時金額の6割ほどの金額設定としました(遊戯王カードに関しては価値がわからないため、とりあえず1000円から)。
正直、本当に売れるのかな…なんて思っているのも束の間、通知がなります。
購入通知!売れました!
なんと商品の公開から約2分という驚きの速さで水槽が売れました。たしかに、メルカリのCMでも「売れたものの半数以上が24時間以内に」って言っていますしね。幸先のいいスタートです。
完全匿名の取引
これまで私はメルカリを利用していたものの、専ら「買う」専門だったので「売る」のはこれが初めて。とはいえ、昔はヤフオクなどでならしていましたし一端のディーラー気取りでちょちょいと取引を終わらせようなんて思っていました。しかし、メルカリは一筋縄ではいきませんでした。
というのも、メルカリは販売者と購入者のメッセージでのやりとりはあるものの、基本的に完全匿名での取引を可能にしているのです。通常こうした「C to C」的ユーザー間取引では、支払い用の口座情報や送り先の住所のやりとりが必要となりますが、メルカリの場合はプラットフォーム側が仲立ちすることにより、口座情報や住所をお互いが聞く/知ることなく取引が完了します。
発送では、クロネコヤマトなどの運送業者の集荷やコンビニ発送が基本で、住所はこちらが指定しなくともメルカリ側が情報のやりとりをするので基本的に伝票に住所を記入するというフローがないのです。支払いに関しても、コンビニ支払いやクレジットカード払い、あるいは売上金計上から差し引きといった決済を行ない、メルカリ側が一旦売上金を預かるかたちで口座情報などはユーザー間でやりとりしません。
こうした取引の流れが少しややこしさを感じさせるため、最初は難しいなと思いました。サイズ指定から適応される配送方法を申請するまでの手順などはガイドの見方も含めて少しややこしいです。
あくせくしながらもヤマトに集荷をお願いして、水槽は発送が完了。あとは受け取りの通知がきたら取引完了なので、ひとまずは一段落です。
「メルカリNOW」をやってみる
水槽が売れて幸先がいいと思ったのですが、その後は停滞します。商品ページ自体に反応はあるものの、購入されないまま時間がすぎます。少し値段を下げたり、商品名や内容説明を変えたりして試行錯誤します。さらに反応が増えますが、購入までには至りません(遊戯王カードだけは、何の反応もありませんでしたが…)。
そこで、確実に売る方法を使ってみることにしました。
その方法とは、11月27日からサービスが開始された「メルカリNOW」。売りたいものの写真を撮るとその場で即時金額査定を行なうというものです。話題になった『CASH』と同じようなサービスです。
ローンチしたばかりということもあり、アパレル商品限定で利用が可能。アパレル商品も何点か出していたので、「メルカリNOW」を使ってみることにしました。
アプリ上でカメラが立ち上がり、撮影後にすぐに結果が出ます。PRADAのスカート、アークテリクスのジャケット、UNDERCOVERのコートと3点で試したところ、計1万9290円で売れました!
さらに、そのアイテムの代金はすぐに売上金に計上されました。あとはこの商品を梱包して、集荷を待つだけです。ここまででおよそ3〜4分ほど。本当に早くて驚きました。
手渡し取引『メルカリ アッテ』
一気に売上金が伸びて「やったー!」と大喜びで編集部員に伝えますが、多くの商品がまだ売れていないのが現状です。どうせならもっと売りたい、と思うのが人間というもの。
そんなときに、通知がきました(メルカリ通知が多い…)。
「出品しているLeaperのバッグを姉妹アプリの『メルカリ アッテ』でも出品してみましょう」というもの。若干踊らされている感覚を味わいながらも、この際やってみよう、と思い『メルカリ アッテ』でも出品をしてみることにしました。
メルカリ アッテは、メルカリの姉妹アプリとして同様にユーザー間取引を行なうアプリ。しかし、”アッテ”という名前の通り、実際に”会って”手渡しの取引をしようということなのです。なるほど、やってみようじゃありませんか。
メルカリに出品していたものからランダムに3品選び、出品しました。ほかの投稿を見てみると、家電や家具が多い印象。引っ越しなどに際して、処分に困った大きいものを持っていってほしいといった事情が多いようです。
また、このアプリでは商品の取引だけでなく、サービスの取引が行なわれているのが大きな特徴のようで、これはおもしろいと思いました。
たとえば、「1時間〇〇円で、英会話を教えます!」「家事代行をします」「引っ越しや荷物の移送を手伝います」といったものから「買い物やヒマつぶしなどに付き合います!」なんてものまであります。なかには、ちょっとキナ臭いものや怪しげなものもありますが、実にいろいろなものがあるため、使ってみたいとも思いました。
そんな風にメルカリ アッテを見ているうちに、Leaperの多機能バッグに応募がきました。
メルカリ アッテではユーザー間でメッセージのやりとりをし、受け渡しの日時や場所を決めます。条件提示にお互いが納得した場合に購入/売却となります。たとえば今回の場合、渋谷区で登録していたため「渋谷駅改札で受け渡し、日時は○日の19時で」といったかたちで決めました。
今回は、ある程度やりとりを重ねたこともあり安心して取引ができましたが、やはり対面で会うというのは少し抵抗も感じたりする。
忘年会は開催できるのか?
さて、「メルカリNOW」や『メルカリ アッテ』なども使って少しずつ商品を売ってきましたが、最終的にどのくらい売れたのでしょうか…?(そして、忘年会は開催できるのでしょうか?)
結果はこちら。
出品した15品のうち9品が売れ、売上金は3万1220円になりました!
メルカリ名物の「値引き交渉」やコメントがつきながらも売れないといった難しさもありました。それから「買う」側として送料が出品者負担であるのをよく目にしていたため、多くの商品を出品者負担としていました。すると、手数料と送料で値段の大半が差し引かれ、利益がほとんど出ないという事態に。たとえば最初に売れた水槽は、値段設定が1200円、そこから手数料が10%で120円引かれ、大きい荷物のため送料は1030円、売上額は最終的に50円となり若干手厳しい結果でした。
とはいえ多くが売れ、忘年会も2回できちゃうくらいの金額となりました。実際、純粋にいらなくなったものを売って大きな利益を生ませるの難しいかもしれません。ですが、「売れないかも」なんて思っていたものが案外いいお値段で売れたりと、ダメもとでやってみると意外な結果が出ることもあります。押入れや箪笥に眠っているものを掘り出して、一度試してみてはいかがでしょうか。
PS. 皆さんも予想していたとは思いますが、遊戯王カードは売れませんでした。最後には300円くらいまで値段を下げました。しかしながら「いいね」やコメントも一切ないまま…。「遊戯王 シークレットレア 時の魔術師」で出品しています。もうこの際利益なんていらないので、どなたかほしい方はいらっしゃいませんかね?
Image: メルカリ, ヨコヤマコム
Source: メルカリ
ヨコヤマコム
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