1位は3年連続で東京。The Economistが選んだ「世界の安全な都市ベスト10」
世界各地を旅して色々なところを見て回りたいという気持ちがあったとしても、あえてリスクを冒し、危険な場所を訪ねる必要はありません。アメリカの大半の地域よりもずっと安全な街が、世界にはいくつもあります。この記事では、その中でも訪れるのに適した世界の都市をご紹介しましょう。
英誌エコノミストの調査部門、Economist Intelligence Unit(EIU)が、世界各国の主要都市60カ所について、44の指標に基づいたデータを使って分析し、「2017年版世界の安全な都市ランキング」(Safe Cities Index 2017)を発表しました。各都市は、デジタル(オンラインプライバシー、ID窃盗のリスクなど)、健康(空気や水の質、環境)、インフラ(建物、道路、橋)、身の安全(犯罪率、暴力)といった要素に関して、それぞれの安全度に基づく点が付けられます。EIUは収集したデータを研究者や専門家に送り、世界保健機関(WHO)などの情報源を用いた分析を依頼しました。その結果、安全度が高いと評価されたのが、以下に挙げる10都市です(各都市は評価が高い順に並んでいます):
1.東京(日本)
2.シンガポール
3.大阪(日本)
4.トロント(カナダ)
5.メルボルン(オーストラリア)
6.アムステルダム(オランダ)
7.シドニー(オーストラリア)
8.ストックホルム(スウェーデン)
9.香港
10.チューリヒ(スイス)
世界で最も安全な都市に選ばれたのは、3年連続で日本の首都、東京でした。東京はデジタル分野で1位、健康分野で2位、身の安全で4位にランキングされました。一方、シンガポールはインフラと身の安全でトップでしたが、健康分野での苦戦が響いて総合2位になりました。また、アジア以外の都市で最上位にランキングされたトロントは、ここ数年、安全面で着実な向上を見せています。
ここでお断りしておきますが、このレポートが対象としているのは世界の主要都市のうちのわずか60カ所です。そのため、すべての都市がこのリストに入っているわけではありません。この60都市は、地域間のバランスや、必要なデータが手に入るかどうかといった基準によって選ばれているので、このリストに入っていないからといって、その都市が安全でないとは限りません。旅行の計画を立てる時は、自分できちんと情報を収集し、どんな準備が必要かを把握してください。
Image: Candida.Performa/Flickr
Source: The Economist
Patrick Allan – Lifehacker US[原文]
(訳:長谷 睦/ガリレオ)
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