花粉症の家族や同僚を苦しめないための3つの対策
花粉症、つらいですね。私もこのところ鼻水やくしゃみがずっと出ていて、「どうも風邪が長いなぁ」と弱っているのですが、花粉症がひどい人を見ていると胸が苦しくなります。まぁ、私は風邪なんで、別の大変さだとは思いつつ…(ええ、認めたくないのです)。
ひと頃よりピークは過ぎたものの、Yahoo!天気・災害によると、「スギ花粉は落ち着いたものの、今年はヒノキ花粉が例年よりも多く、ゴールデンウィーク頃までは対策を続けた方がよい」とのこと。もちろんメガネやマスクなど自らできる対策もありますが、特にオフィスや家庭など、人が出入りするところにおいては花粉を持ち込まないように気をつけ合うというのも大切です。
そこで、ゴールデンウィークでお出かけをする前に、そして(気が早いですが)来るべき秋の花粉症予防としても覚えておきたい基本対策をおさらいします。それと、花粉に効くというスプレーがあったので、使い方も含めてリサーチしてみました。
1.花粉をつけない:アウターを工夫する
布地よりはナイロンやポリエステル素材の衣服を選ぶと、表面がすべすべしているため、花粉がつきにくいです。薄手のアウターを1枚着ておくだけでも、室内に花粉を持ち込まずに済みます。また、花粉は静電気によっても付着するので、静電気防止効果のある柔軟剤やスプレーを使うのも簡単にできる対策といえます。
2.花粉を落とす:体についた花粉を外で払ってから帰る
出社した際、あるいは外出から戻った後は、必ず衣類やバッグについた花粉を玄関先で払い落とすようにしましょう。この時に、手で強く叩くと花粉が舞い上がってしまうので、優しく払うように。ベストなのは、粘着性のシートがついたクリーナー(いわゆる「コロコロ」)で花粉をくっつけて取ってしまうことです。
服だけでなく、体についた花粉も要注意。できるならば、洗面所へ立ち寄ってうがいや洗顔をするとなお良いでしょう。
3.花粉を固める:取りきれなかった花粉をガードする
「つけない」「落とす」といった基本に加えて、最近では「固める」という対策もあるようです。そこでハウスダストを除去するためのスプレーが役立ちます。スプレーを噴射すると、布地に付着している花粉を包み込み、固めてしまう効果があるそう。後は掃除機で吸い取ったり、そのまま洗濯してしまったりすれば、残った花粉が舞い上がることもありません。
花王の「クイックル」や、P&Gの「ファブリーズ」など、よく聞くブランドの商品ラインナップにもハウスダスト除去を謳う商品があるはずです。
「ファブリーズってどれくらい噴けばいいの?」って、ずっと疑問だった
ハウスダストだけでなく、消臭や除菌もできるので、衣類用スプレーをぷしゅぷしゅすることはこれまでにも結構ありました。ただ、「これってどれくらい噴きつければちゃんと効果があるんだろう」といつも疑問だったのです。ファブリーズのCMで松岡修造さんがノリノリで「スーツに8回」とかやっていたのは見たのですが、あれ松岡修造さんについ注目しちゃって…。そこで、ファブリーズで有名なP&Gの広報さんに、使うタイミングや噴射する適正量を聞いてみました。
使うタイミング
花粉の場合は、玄関より内側の部屋に持ち込まないようにするのが肝心。ですので帰宅時に、玄関先でコートや帽子を脱いで噴霧。そのまま玄関に掛けておくのが最も良いです。
噴霧する回数
噴き付けるものから20cm~30cmほど離したところから、帽子であれば2~3回、コートであれば4~5回、全体に満遍なく噴霧してください。衣類に関しては大きさにより回数が異なります。大人もののショートコート(ジャケット)であれば、全体が湿り気を帯びるくらいの10回程度くらいです。
ちなみに、ファブリーズ1本で何日間使用できる?
あくまで目安ですが、1本を4人家族で、1日1回の帰宅で2週間程度使ったと仮定します。上記の噴霧回数をベースにすると、4人家族で1日約25回噴霧と試算。スプレーできる回数は1本当たり360回なので、360÷25=14.4日分となります。
ということなので、ファブリーズは4人家族で1カ月2本くらいのペースで使っていくものなのですね。オフィスに常備するとなれば、そこそこの回数が必要かと思うので、まとめ買いするなどしてコストを下げたいところです。
いかんともしがたい花粉の悩みは、苦しんでいる当人だけの問題ではないようです。一緒に働き、暮らしていく人も協力して乗り越えていきましょう。
花粉情報|Yahoo!天気・災害
自分でできる花粉症対策│花粉症ナビ
(長谷川賢人)
Photo by Thinkstock/Getty Images.
元記事を読む
関連記事
花粉症 鼻づまりに効くツボ |
鼻うがいって痛くないの?花粉症に効く、痛くない鼻うがいの方法とは? |
205円でできる強力な花粉対策 |
- ブーストマガジンをフォローする
- ブーストマガジンをフォローするFollow @_BoostMagazine_