釘無し、ネジ無し。IKEAの家具も組み立てられない僕に天使が降りてきた
IKEAの家具の組み立てマニュアルって、言葉で説明が一切無いですよね。シンプルな記号と絵だけで解説されていて「ほら、簡単でしょう? 誰でもできるよ!」という演出が…私…
辛いんです。
いつもネジがあまったり、板の上下や外内を間違えて半分くらいまで進んでしまったり。どうにも先に進めなくてマニュアルを振り返ると、この人と目が合って
「この工具使ってお前の頭でも直しなよ」
って言われてる気になってしまうんです。箱から取り出した時に大小入り混じったネジや短い棒が小袋でたくさん出てくるだけで、ちょっと箱を床に置いて遠い目をしてしまいます。そんな私の存在がスウェーデンにも知れわたっていたようで、「wedge dowel」なるクギやネジを一切使わない接合システムをIKEAが開発したようです。
あーもう、この木のギザギザを見ただけで安心します。凸と凹をハメ合わせるだけなので間違えようもないですし、小さい部品を失くすこともなさそうです。釘を使わない手法は日本建築でも昔から存在しています。そのおかげでしょうか、これなら私でもできるという気がしてきます。
こちらはその開発の裏側を紹介したビデオ。気になるIKEAの工場の中も見られるちょっと貴重な映像です。
こんな風に板の端にクギ状のでっぱりが既にあって、
それをパコっとハメ合わせると。
しかもこのWedge Dowel、何度も解体、組み立てを繰り返してもダメージを受けないそうです。引っ越しの時も楽そうですね。My Modern Metのレポートによると、この仕組みの開発は2014年から開始されていたとのこと。実用化の目処がつき、今年に入ってLisaboテーブル・シリーズを皮切りに導入され始めました。
組み立てにかかる時間も大幅に短縮できるそうです。かなり魅力的なプロダクトですね。これすら完成させられなければ、私はもう家具は諦めてミニマリストを目指すしかなさそうです…!
・IKEAのランプが『スター・ウォーズ』のデス・スターに変身
image: IKEA Today / Vimeo, IKEA, IKEA / NORRÅKER 組み立て説明書
source: My Modern Met, IKEA Today / Vimeo
(塚本 紺)
元記事を読む
関連記事
【屋内屋外兼用家具】外に持ち出せる「Going Furniture」ってなんだ? |
癒やしのロッキングチェア |
キャンプグッズをDIYしてみた |
- ブーストマガジンをフォローする
- ブーストマガジンをフォローするFollow @_BoostMagazine_