東北のものづくりは温かさを生む。一生ものの鋳物ケトルたち
身体に優しいお茶や葛湯、もちろんコーヒーにも、温かい飲み物のために必須のキッチンウエアといえば「ケトル(やかん)」です。
気軽に手に入るタイプも良いですが、「一生もの」として手元に置いておきたいと思えるケトルを、ECモールmachi-yaの「THE COVER NIPPON」で発見しました。
南部鉄器 鉄瓶 東雲亀甲【及源】
南部鉄器の生まれ故郷、岩手県水沢市は昔から良質な鉄の産地として知られています。
水沢市の鋳物づくりの伝統は900年以上にもおよび、海外にも多くのファンを持つ伝統工芸品です。
鋳物というと直火というのが今まで鉄則とも言われてきましたが、「南部鉄器 鉄瓶 東雲亀甲 及源」はIHクッキングヒーターに対応しています。
南部鉄器は、お湯を沸かしたあとは、すぐ空にし内部を乾燥させます。錆の原因ともなりますので、内側には触れず、外側が濡れた場合も乾いた布で拭き取るだけにしましょう。
鋳心ノ工房 ティーポット 丸筒S青
「鋳心ノ工房 ティーポット 丸筒S青」は、山形県を代表する「鋳心ノ工房(ちゅうしんこうぼう)」の、いわば作品です。
まるで現代アート作品のような、丸い形は「棗(なつめ)」を模しています。目の覚めるようなブルーも、伝統工芸品にモダンさをプラスした、現代感覚の色合いですね。
山形県も鋳物文化が古くからあり、その中でも鋳心ノ工房は、「伝統工芸は保守的なものではなく、その時代によって革新的なハードとソフトを併せ持つ」というコンセプトでデザイン製作しています。
ティーポット表面の青色はアクリル焼付け塗装。2本の取っ手は真鍮製です。内側はサビ防止のためにホーロー加工が施されています。
source: machi-ya
(藤加祐子)
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