株式会社プロドローン(PRODRONE)が社会インフラ検査市場向けに、水平面・垂直面両方の壁面検査が可能な自走式張り付き型ドローン「PD6-CI-L」を開発しました。
現在、社会インフラ検査市場においては、特に全国70万橋梁検査に向けて様々なドローンを活用した検査が行われようとしていますが、その殆どは空中に ホバリングしながら対象物の検査を行うことを主眼に開発されています。
しかし、橋梁検査においては強烈な突風が吹くなど独特の環境下での作業となることが多く、従来の空中でのホバリングでは十分な検査が出来ないことも多々ありました。それらの背景をもとにPRODRONEではこれまでのホバリング検査ではなく、負圧を利用し検査対象物に直接張り付きながら天井面を自走し、安定した橋梁検査が行える画期的なインフラ検査専用ドローン「PD4-CI」を2016年4月に発表し、市場関係者から高い評価を得ていました。
今回新たに開発された「PD6-CI-L」は、これまでの天井面(水平面)の検査に加え、市場関係者から特に要望の多かった壁面(垂直面)の張り付き検査も同じ機体で行えるよう大幅な改良を加えたもの。これにより橋梁検査のみならず、一般建築物の壁面検査等にも幅広く使用することが可能となりました。
仕様(暫定)
モーター軸間距離:600mm(浮上用) 418mm(前面)
最大ペイロード:2kg
機体重量:6kg
最大速度:5km/h(検査時の自走速度) 20km/h(飛行時)
全高:720mm
飛行可能風速:5m/s(張り付き検査時を除く)
プロペラ直径:15inch
飛行時間:10min
バッテリー:22.2v/6000mAh x2
飛行可能気圧高度:3000m
その他:張り付き検査時自走用車輪 x6
※型番・仕様等は予告なく変更する場合があります。
株式会社プロドローンについて
PRODRONEは様々な分野で20年以上のキャリアとノウハウをもつエキスパート達により2015年1月に日本で設立されたB2B産業用ドローンシステムメーカーです。これまで産業用ドローン市場に参入する数多くのドローンサービスプロバイダーやドローンメーカーに向けて様々な産業用ドローンの開発を行っています。ペイロード30kgの大型ドローン、レーザー測量専用ドローン、5,500m以上の高高度測量専用ドローン、水上着水型ドローン、RFID高速読み取りドローン、橋梁など社会インフラ点検用ドローン、全天候型大型プラットフォーム、農薬散布ドローン、数々の学術調査用ドローンなど、どれも高い技術レベルが要求されるため、他社では開発不可能であったものも少なくありません。PRODRONEはこれら高難度の開発依頼をスピーディに確実に応えていくことで、官公庁や大手企業をはじめとした様々な顧客から非常に高い信頼を得てまいりました。
PRODRONEは顧客である産業用ドローン事業者のビジネスが世界中に拡大していくことを望んでいます。
社名 : 株式会社プロドローン(PRODRONE Co., Ltd.)
代表者 : 代表取締役社長 河野 雅一 (こうの まさかず)
資本金 : 2億9500万円
社員数 : 13名
本社所在地 : 〒460-0004 愛知県名古屋市中区新栄町2-4 坂種栄ビル16階
ウェブサイト: https://www.prodrone.jp/
関連記事