GoogleのAI搭載「覗き見防止フィルター」が想像の斜め上を行っている
覗き見防止フィルターも電子化の時代へ
最近特にAI(人工知能)への力の入れ具合がすごいGoogle(グーグル)。最新フラグシップモデルの「Pixel 2/2 XL」のカメラは、AIの機械学習機能を活用しながらポートレート写真を撮影できることで話題となりましたよね。QUARTZによると、Googleの研究者が、AIを用いたちょっと変わった覗き見防止フィルターの開発に着手していることが明らかになりましたよ。
まだ提案段階のこのフィルターは「電子スクリーンプロテクター(E-Screen Protector)」と呼ばれているようで、Googleのメッセージアプリに取り込んで使うAIソフト。フロントカメラと、ユーザーの見つめている瞳の数を認識するAIが使われており、一人以上のユーザーが画面を覗き込んでいると自動でユーザーに教えてくれるんだとか。
ただ、その教え方がなんともユニーク。認識した途端にメッセージ画面から突如フロントカメラからの撮影映像に切り替わり、覗き込んでいる人にSnapchat風の動くスタンプ(なぜかレインボーの吐物…)を貼り付けて教えてくれるんです。ツッコミどころ満載なんですが、その精度と速さが尋常ではありません。しっかりと、瞳が画面を見つめているときだけ認識してくれているんですから。とにかく、まずは以下のデモ動画をご覧ください。
もはや、「おい、そこのお前!」と指差しているかのごとく、覗き見している人にビットが立ちます。この直球具合と、相手をちょっと意識してあげたレインボーの吐物との組み合わせがなんともたまりませんよねー。覗き見している方も「はっ」としますが、これだとメッセージを打っている本人も「はっ」とします。そして、その場にはよくわからない照れ臭い空気すら流れちゃいそう。いろんな意味で破壊力抜群です。
画面の切り替え方が少し乱暴な気もしますが、でも覗き見されている間もタイピングできちゃうと意味ないので、これくらいガッツリと手を止めてくれた方がいいんでしょうね! ちなみに、本機能が本当に今後Androidに実装されるのかどうかは定かではありません。
これ、キッツキツの満員電車の中で利用したら、常に周囲の目線を感知して、しまいにはメッセージすら打てなくなりそうな予感すら…。
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