今から始めるプラモデル作り 総集編

連載形式で、プラモデルの作り方を教わっていった「今から始めるプラモデル作り」のシリーズ。講師のオオゴシトモエさんは、数少ない女性プロモデラーとして活躍中で、なんとこれまでに制作したプラモデルは1,000体以上。2000年にプラモデルを作る企画に参加したことがきっかけでその魅力に開眼。以来、メディア露出のある初の女性プロモデラ―として多方面で活躍を続け、今年で18年目を迎えます。

■ その1 工具や塗料を揃えよう

連載ではタミヤの1/35ミリタリーミニチュアシリーズ「アメリカ戦車 M4A3E8 シャーマン イージーエイト(ヨーロッパ戦線)」を例に作り方を紹介しました。プラモデルを購入したらまず行ないたいのが用具の準備。同梱されている説明書を参考に、必要な工具や塗料を揃えましょう。必要な工具にはニッパーやナイフ、接着剤があります。塗料には、下地に使われるラッカー系カラースプレーやその上に塗装するエナメル塗料、汚し加工を行うためのウェザリングツールなどがあります。

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今から始めるプラモデル作り 第1回 工具・塗料

■ その2 パーツの切断と接着

必要な用具を揃えたら、実際のプラモデル作成に入ります。説明書を見ながら工程ごとにパーツを切り離し、接着剤で接着していきます。部品を貼り合わせて接着する場合は白い蓋の張り合わせ用接着材、穴に差し込んで接着する場合は緑の蓋の流し込み用接着剤を使用します。接着したパーツは紙やすりを使って綺麗にします。

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今から始めるプラモデル作り 第2回 接着編

■ その3 スプレー塗装を行う

プラモデルの組み立てが完了したら、ラッカー系カラースプレーで下地塗装を行います。事前準備として、段ボール箱と新聞紙で簡易ブースを作り、ボトル缶とガムテープ作った持ち手を装着します。表面のホコリを払ったら、必ず窓を開けて換気しながら塗装を開始。乾かしながら2～3回重ね塗りしましょう。

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今から始めるプラモデル作り 第3回 スプレー塗装編

■ その4 部分塗装を行う

戦車の灯火装置やスコップ、銃器のような細かな部分は、エナメル塗料で塗り分けます。エナメル塗料は、ラッカー塗料の上に塗った時に溶剤でふき取れるので、はみ出して塗ってしまった場合なども安心です。部分塗装に使う筆は、使用後に放っておくと筆先が硬くなってしまうので、使い終わったらすぐに洗いましょう。

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今から始めるプラモデル作り 第4回 部分塗装編

■ その5 デカール貼りを行う

エンブレムなどの塗装を再現するために使用される水転写式のデカールは、水に浸して水分を浸透させることで貼ることができる特殊なシール。台紙ごと切り取りピンセットでつかんで水に浸したら、貼る場所にあてがいデカールを押さえながら台紙をずらします。デカールが貼れたら、綿棒を使ってデカールの水分をふき取り密着させます。

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今から始めるプラモデル作り 第5回 デカール貼り編

■ その6 ウェザリングを行う

プラモ作りの最後の段階は「汚し塗装（ウェザリング）」。ウェザリングの最初の工程「ウォッシング」では、薄めた塗料でプラモデル全体を洗うように塗装する。続いて行う「ドライブラシ」では、筆にふくませた塗料をいったんふき取り、かすかに色がつく状態にしてから軽くこすりつけるように塗ります。最後に「パステル」と呼ばれる粉を使って砂や泥の汚れを加えましょう。

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今から始めるプラモデル作り 第6回 ウェザリング編

■ その7 完成したプラモデルを撮影

連載では、完成したプラモデルを公園に持って行って撮影を敢行。最後のウェザリングまでこだわって行っただけに、リアルな写真を撮ることができました。プラモデルのスケール感にマッチした地面や背景を選ぶことが、上手に写真を仕上げるコツです。iPhoneなどのスマートフォンでも雰囲気のある写真を撮影することが可能。

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今から始めるプラモデル作り 番外編 撮影編

連載の講師をしてくれたオオゴシトモエさんは、プラモデル作成のガイド本執筆やワークショップでのレクチャーなども行っています。より本格的にプラモデル作りをしたい人は、ぜひ参考にしてください。

■ オオゴシトモエさん公式HP ■