知育菓子とは2歳~小学生を対象にした「知育」と「食」を合体させた食べられるおもちゃのような商品。作ることを通して「食」への興味や「料理をする」という家事の大変さや楽しさを学べるのだとか。我々ブースト世代は、知育菓子=「ねるねるねるね」のイメージが強いですが、現在はかなり高度な知育菓子が販売されています!
今回は、実際に子どもに知育菓子を作ってもらい、得た「学び」に焦点をあててみたいと思います。
「知育菓子」ってどんなもの?
知育菓子の有名メーカーといえば「クラシエ」。「ねるねるねるね」を筆頭にさまざまな知育菓子を展開しており、その難易度や種類もかなり豊富です。
作る手順は付属の粉に水を混ぜて生地を作り、成形していくことですが、この簡単な作業が子どもの知能育成につながるらしいです。親も手伝ってあげることで子どもとの仲が深まりますし、何より、作ることで子供が「食」に興味を持ち、料理をするという家事への大変さや楽しさを発見するなど、ものづくりに興味を持つきっかけになるのだとか。
【愛娘4歳】知育菓子を作ってみよう
協力してもらったのは、お寿司が大好きな4歳の愛娘。某お寿司チェーン店では、からあげをよく食べます。
4歳の誕生日にプレゼントしたお気に入りのMyキッチンで、知育菓子「たのしいおすしやさん」(対象年齢2歳~、税抜き250円)を作ります!(※筆者のサポートあり)
作業開始!
パッケージの裏には作る手順がびっしりと。このあたりを読み込むのは小さい子どもには難しいので、手順を口頭で説明しつつ作ってもらいます。
パッケージを開けると、白いプラスチックトレイや付属の粉が複数入っているのでなくさないよう注意。
まずは、お寿司の土台となる「ごはん」を作っていきます。
付属の小さいスポイトを使って、水を指定のスペースに入れます。
付属の「ごはんのもと」の粉も加えて混ぜ合わせます。
子ども用のはさみで袋を開封!刃物を使うので、親御さんはちゃんと見守っててほしい!
混ぜていくと、ややふんわりとした、ご飯粒になり切れない白い何かに変身します。隣のスペースにご飯の素が入り込んでいますがこれは許容範囲です。
練るうちに弾力が強くなり、手先の力ではコントロールが難しそう……。
さて次は、ご飯スペースの左隣で卵(左)とまぐろ(右)を粉と水で練って作ります。
3分置いておくと自然と固まるので平たくしておきましょう。このあたりが難所なのでしょうか、均等に平たくする作業に悪戦苦闘。
さて、次はたまごスペースの隣に「イクラのもと」を作り、スポイトに入れた後、別スペースに張った水の中へ(ここにも特殊な粉を使用)一滴ずつ垂らしていきます。一滴ずつとは、なかなか根気のいる作業ですね。寿司ネタ的に高価なもの故でしょうか。
ここまできたらあと少し!イクラ用ののりを成形します。袋に印刷された「のりの大きさガイド」を切って、この大きさに合わせます。のりは黒いキャンディとして入っているので平たく伸ばすだけでOK。
パッケージや袋に細かい説明や制作に必要な型が書かれているので、開封時は豪快な開け方をせず、慎重に開封してください。
ガイドに合わせて成形したのりと握ったごはん。ごはんが粉を吹いているようですが、練りが足りなかったのでしょうか。「しょうゆのもと」もスタンバイして次の工程にいきましょう。
知育菓子はあくまでお菓子なので、本物の醤油をつけないこと!
マグロやたまごの生地が固まったようなので、スプーンですくってごはんに乗せていきます。このあと「きゅっ」と気持ち握って完成です。
制作を終えて・感想
「たのしいおすしやさん」の制作時間は、約1時間でした。
完成形をみると、やはり成形する手順が難しいよう。のりガイドに合わせたのに、半分しか巻けていないイクラ軍艦。子供ならではの可愛い仕上がりになりました。
サイズ感は子どもの小さな手のひらに合っていましたが、手先の器用さが求められるので、まだ少し大変だったみたいですね。
【質問】
Q. お寿司づくりどうだった?
楽しかったー。
Q. 何が楽しかった?
マグロがきれいにできて楽しかった。
Q. 他には?
ごはんをまぜまぜするのが楽しかった
Q. 難しかったのは?
たまご。
Q. なんで?
こわれちゃうから。
Q. 他には?
もうちょっとお姉さんにならないとできないかなー。
Q. 味はどう?
おいしかった。
Q. またやりたい?
うん!
難しいながらも楽しんで、またやりたいと思ってくれたようです。サポートをしたと言っても動画を最初に見せて、説明しながら作らせたので制作に直接関わりませんでした。失敗しても、上手くいかなくても、子どものやり遂げた結果を褒めてあげたいですね。これをきっかけにものづくりに興味をもち、将来立体作品を作るクリエイターになったりして…!?
次回は、4歳には難しかった知育菓子を、もし大人が作ったら?
ぜひ前後編合わせてご覧ください。
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