“辛いものを食べる時は一緒に牛乳を飲むと良い”は本当だった

2017.11.24 20:07 更新

読了時間:1分50秒

「辛いものを食べる時は一緒に牛乳を飲むと良い」――俗説の正しさが明らかに

いよいよ梅雨も明けて夏本番。暑い時にはキンキンに冷えたかき氷もいいですが、むしろ夏こそHOTな料理を食べたい!という人も多いのでは?

辛味成分の代表格であるカプサイシンには、発汗を促し新陳代謝を活発にする作用があると言われています。でも、あまり辛いものを食べると口の中がピリピリ、さらには胃が重く感じられたりすることも。そこで辛い食べ物対策としてよく言われるのが「食べる前に牛乳を飲むと胃腸の粘膜を保護してくれる」とか「辛さを中和するには牛乳が一番」といった“牛乳併飲説”。なんとなくの経験則で語られてきたこれらの俗説ですが、実は科学的に正しいと言えるそうです。

ニューメキシコ州立大学トウガラシ研究所の調査によると、牛乳には痛みや灼熱感を感じるカプサイシン受容体のカプサイシンを置き換えることのできるタンパク質が含まれていて、口の中や唇のヒリヒリした刺激痛を軽減することができるということです。カプサイシン受容体は舌の上以外にも胃から直腸まで粘膜部分に幅広く分布しているため、胃腸が受ける刺激も軽減してくれることになります。牛乳以外ではサワークリーム、アイスクリームなどの乳製品や、パン、砂糖などの炭水化物にも同じような働きがあるとのこと。

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