24時間営業廃止?コンビニは変わるのか
J-WAVE朝の番組「J-WAVE TOKYO MORNING RADIO」(ナビゲーター:別所哲也)のワンコーナー「Denka MORNING VISION」。10月30日(月)のオンエアでは、24時間営業の見直しを始めたコンビニエンスストア業界について注目しました。
大量出店の一方で、深刻な人出不足、人件費の上昇、ネットショッピングの台頭など、近年、苦難が続いていると言われるコンビニ。求められる新たなビジネスや、現在のコンビニ業界が抱えている現状、すでに起きはじめている改革について、『日経ビジネス』編集部の藤村広平さんに伺いました。
まずは深夜営業の集客数ですが、今回、特集のため『日経ビジネス』が取材してみたところ、都心の超有名繁華街のコンビニで午前0〜2時で4〜5人、3時〜4時は0人だったそうです。オーナーに聞くとこのような状態は日常茶飯事で、都心でこれなので、郊外だともっと少ないと思われるとのこと。
そんな現状を打開すべく、たとえばファミリーマートでは一部の店舗で、24時間営業を見直すため、深夜はお店の外に自販機を置き、自販機に必要最低限のものを取り揃え利便性を確保するという試みを行うそうです。
そもそもコンビニは同じ看板を掲げていても、店舗ごとに別々のオーナーが経営しています。店舗が増えるとコンビニチェーンの本部はロイヤルティが増えますが、それぞれのオーナーにとっては、隣に店ができると収入や売上げが減ることになり、苦しくなります。お客の奪い合いがあってもチェーンが出店し続けるとそのような歪みが生まれ、このビジネスモデルは限界も指摘されているそう。
藤村さんは「必ずしも24時間営業をするな、店舗を増やすな、ということではなく、現実を見て見ぬふりをせずに、知恵を絞ることで便利さに磨きをかけて欲しい。そのような姿勢が業界にも求められているのでは」と語りました。
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