東京でいちばん美味しいカレー屋『トマト』の和牛ビーフジャワカレー
東京都内で一番美味しいカレーといわれている店が、JR荻窪駅から徒歩2分の場所にある。その店名は、欧風カレー&シチュー専門店『トマト』。とてもキュートな店名だし、店舗のデザインも落ち着く西洋風。だが、そのファンシーなイメージとはかけ離れた、極めて本格的な欧風カレーを堪能することができる。
・AからZまで体験した者がくる場所
非常にホスピタリティーが素晴らしい女性店員と男性シェフが切り盛りしており、そのシェフの熟練度はまさに「極めし者」のレベルに達している。しかしカレーの玄人は言う。「この店は、あらゆるカレーを食べ、甘さも辛さもAからZまで体験した者がくる場所である」と。
・ここのカレーを高評価する傾向
そんな玄人の話はスルーしてかまわないが、まったく間違ったことを言っているわけでもない。
『トマト』のカレーはどんな人にも驚きを与える個性派カレーだが「より多くのカレーの味を知っている人」こそ、ここのカレーを高評価する傾向にあるのだ。
・響き渡る苦味がたまらない
すなわち、カレー好きほど褒め称えるカレーなのである。実際に食べればわかるが、食べた瞬間に感じるのは辛さでも塩気でも旨味でもない。
まるで除夜の鐘の音のように、グワァーーーーンと響き渡る苦味がたまらない。
・大半の人は「美味い」
その苦味のあとは強烈な酸味。そして最後に辛味と旨味がやってくる。スプーンに乗ったカレーが口の中に入ってくるまでに苦味は消えるが、酸味と旨味は最後まで強く尾を引く。この酸味を「美味い」と感じるか「強い」と感じるかは、人の好みによるのだが、大半の人は「美味い」と感じているようだ。
・必然的にライスが足りなくなる
あまりにも酸味が強いため、少量のカレーに多量のライスを費やす。必然的にライスが足りなくなるので、あらかじめ大盛りを注文しておくべきだろう。
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