関節が太くなる?指の関節を“ポキポキ”と音を鳴らすリスク
ついつい癖で、指の関節をポキポキと鳴らしてしまう人がいらっしゃいますよね。
なぜ音が鳴るのか?関節が太くならないのか?など疑問も多いと思います。
今回は、関節の音がなる仕組み、関節の音を鳴らすリスクを医師に解説してもらいました。
関節がポキポキと音がなる理由
クラッキング
関節を鳴らす動作をクラッキングと言います。
全身の多くの関節が動かす際に音を発しますが、例えばケンカの前に相手を威嚇する場面で見られるように、指をポキポキ鳴らす行為でしょう。
関節がポキポキと音がなる仕組み
■ 指の関節
骨を包み込む袋状の構造があり、中には潤滑剤として働く粘り気のある液体が入っています。
指がポキッと音を立てるまで引っ張った様子をMRIで撮影した実験によると、袋の体積が急に増えることで気体を含む空洞が生じ、これが音の発生につながっているとされています。気体は再度吸収されて消えていきます。
■ 顎の関節
口を開閉すると同時に顎の関節がカクカク、コキコキと鳴る人もいます。これは顎関節のクッションをしている関節円板という軟骨がずれ、そこに骨の端が引っかかって鳴る音と言われており、音が鳴る場合は顎関節症が生じている可能性があります。
■ 首や背骨の関節
首や背骨が鳴ることもありますが、これらの骨の関節は、指の関節とは異なり、潤滑液はあまりなく、骨の周りを靭帯が囲んでいるような状態となっているため、音が鳴る仕組みとしてはまた別の原理があるのかもしれません。
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