ビジネスで使える3万円ノートPCが続々登場
もう学生向けだけではありません…。
Windows 10には、機能限定版ながら非常に安価な「Windows 10 S」というバージョンが用意されているのをご存じでしょうか? まだ日本ではほとんど見かけませんけど、北米では教育機関や学生向けに普及しつつあるようです。
Windows Store経由からしかアプリをインストールできなかったり、ブラウザはMicrosoft Edgeしかデフォルトに設定できなかったりと、なにかと制限はあるものの、れっきとしたWindows 10マシンには変わりないので、学生以外でも使えるようにしてほしいという声が上がったりもしていました。
そのリクエストに応じるかのごとく、このほどMicrosoftは、企業での利用を想定したWindows 10 Sの提供開始を発表。HP、Lenovo、Acer、富士通より、なんと日本円にして3万円前後となる275ドルから、年内に続々と搭載モデルの発売が行なわれることを明らかにしましたよ!
会社の第一線で働くビジネスユーザーが、セキュリティを強化しつつ、安価でPC利用を進められるようにラインナップが整えられていくということですね。
すでに投入が決まっているモデルとしては、富士通以外の3メーカーから「HP Stream 14 Pro」「Lenovo V330」「Acer Aspire 1」「Acer Swift 1」があり、いずれも13インチないしは14インチのディスプレイを備えています。これまで教育機関や学生向けのWindows 10 Sマシンは、低価格ではあっても、小さな11インチモデルが主流となり、本格的に大画面で作業を進めたいユーザーには物足りないものもありました。しかしながら、新たな企業向けのWindows 10 Sマシンは、その不満を解消しつつ、300ドル前後で購入可能な手軽さをアピールポイントとしていますよ。
どのモデルも、そのまま使えるようにはなっているものの、サブスクリプションサービスの「Microsoft 365」とのセット利用で、ビジネスユースにふさわしい拡張性が備わるとされています。また、よりプロフェッショナルな仕事をこなしつつも、低価格で企業導入を望むユーザー向けには、新たに「Windows 10 Enterprise in S mode」の提供も予定されていることが、同時に発表されました。もっと日本国内でも、いろいろ魅力的なWindows 10 Sモデルが出そろうようになるといいですよね~。
Image: Windows Blogs
Source: Windows Blogs via Thurrott
(湯木進悟)
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