夏だから「冷たい=おいしい」は間違っている?食べ物や飲み物にある最適温度を知ろう
蒸し暑い日にはキンキンに冷えたビールが飲みたいっ!夏真っ盛りの今はそんなふうに思っている人も多いと思いますが、ちょっとだけ待ってください!!じつは冷やし過ぎたビールってじつはベストじゃないってご存じですか?食べ物や飲み物には、食べたときに美味しく感じられる“最適温度”があって、ベストな温度にすることで味覚にも変化があるんです!
美味しさの適温は、「体温」が基準となる
ビールの基礎知識 2012年03月21日発売号
Fujisan.co.jpより
まず知っておきたいのは、味の感じ方。一般的に味は、口の中の温度や体温に左右されるといいます。たとえば、舌で感じられる五味(甘味・塩味・旨味・酸味・苦味)のうち、塩味は体温より高いと味の感じ方が柔らかくなり、甘味は体温に近い36~37度でより甘く感じるといいます。つまり、自分の体温を基準に、食べ物の適温を考えるのがいいのです。
フローズンビールはやり過ぎ?それとも美味しければOK?
最近は、マイナス温度で凍らせたフローズンビールなるものがありますが、これもじつは万人が美味しいと感じる温度ではないのです。では、夏の定番、ビールは何度が適温なのでしょうか??各メーカーのHPではビールの最適温度は以下のように出ています。
・サッポロビール……夏は4~6度、冬は7~9度
・サントリー……夏は4~6度、冬は6~8度
・キリンビール……6~8度が目安
・アサヒビール……(スーパードライの場合)5~6度
夏場はおおよそ4~6度くらいで冷やせば間違いはなさそうです。
各社で共通しているのは、ビールはキンキンに冷やし過ぎると、泡立ちが悪くなるということ。4時間ほど冷蔵庫で冷やすと、飲みごろの温度になるといいます。ちなみに同じアルコールでもワインは適温が違います。白ワインは5~10度、赤ワインは常温15~20度くらいが理想なんだとか。
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