スマホ時代に必須のWi-Fiルーター。信頼の「Aterm」シリーズを徹底解説

2017.8.28 22:07 更新

読了時間:8分50秒

高速安定通信&充実機能が「Aterm」の強み。安心して使えるのはやっぱり老舗のWi-Fiホームルータだ

Wi-Fiホームルータを導入する意味ってなんだっけ?
実はスマホ時代だからこそ必須の機器なんです

ちょっと前だとインターネットに接続できる機器と言えばパソコンくらい。家庭内LANすら珍しかったものですが、今ではスマホ、タブレットはもちろん、NASやプリンターなどの周辺機器、さらにゲーム機、テレビ、HDDレコーダーといった家電まで、LANで接続するのが当たり前の時代となっています。こういった複数の機器をLANで接続し、インターネット接続を共有するのに必須とも言える機器がルータです。

ルータへの機器の接続は基本的にLANケーブルで行いますが、接続したい機器が1つの部屋にまとまっているはずはありませんよね。離れた部屋の機器を接続するにはLANケーブルを敷設しなくてはならず、これが非常に面倒。また、廊下を這うケーブルは見た目がよくありませんし、さらに、子供が足を引っ掛けてしまう危険まであります。複数の部屋でLANを使いたいのであれば、ケーブルが不要となるWi-Fiホームルータを導入するといいでしょう。

Wi-Fiホームルータを使うメリットはもうひとつあります。手軽にインターネットに接続できる機器としてスマホやタブレットが挙げられますが、月々使えるパケット量に上限が設定されており、これを超えてしまうと通信速度が128kbpsになってしまうなどの速度制限がかかってしまいます。Wi-Fiホームルータがあれば、家にいる間はパケットを消費しないで済むため、この速度制限に引っかかりにくくなるわけですね。上手に活用すれば今までよりパケット上限の低いプランへと変更できる可能性もあるので、スマホ利用料の削減にも役立ってくれるはずです。

このように大きなメリットのあるWi-Fiホームルータですが、問題がないわけではありません。まずは速度です。Wi-Fiが普及するにつれ電波が混み合うようになってきており、多くの人が利用する時間帯では極端に速度が低下したり、さらにひどくなると接続が途切れてしまったり、なんてこともあります。特にマンションなどの集合住宅では近隣からの電波の影響が強くなるため、すでに現時点で速度低下で悩んでいる人もいるでしょう。

もうひとつは、セキュリティです。Wi-Fiはケーブルと違って接続している機器が目で見えないため、いつの間にか知らない人が勝手に接続している……そんな危険もあり得ます。個人的なインターネット接続に使われるだけならまだマシですが、ウィルスを仕掛けられたり、NASからファイルや個人情報を盗まれたり、どこかのサーバーへ攻撃するための踏み台に使われたりしたら目も当てられません。

また、データ量を気にせずネットが使えることから心配になるのが、子供の利用です。Wi-Fiなら自分の部屋から利用できるため、1時間だけと約束しているのに隠れて使ったり、遅くまで動画を見て夜更かししてしまう……なんてこともあり得ます。

こういった問題を解決しながら、便利なWi-Fiを快適に使えるようにしてくれるのが、NECプラットフォームズのWi-Fiホームルータ「Aterm」シリーズ。最新のWi-Fiホームルータが備える機能と共に「Aterm」シリーズの強みをチェックしてみましょう。

NECのWi-Fiホームルータ「Aterm」シリーズ

■混雑していない周波数帯へ誘導してくれる「バンドステアリング」

Wi-Fiホームルータで使われる電波には、IEEE802.11n/g/bで使われる“2.4GHz帯”と、IEEE802.11ac/n/aで使われる“5GHz帯”の大きく分けると2つの周波数帯があります。2.4GHz帯は接続できる機器が多いものの、その分混雑しやすく、利用シーンによっては通信速度が遅くなったり、安定しなかったりする場合も。これに対し5GHz帯はWi-Fi専用の周波数帯域となるため、2.4GHz帯と比べて高速性に優れ、安定するケースが多いです。

Wi-Fiの設定をする時に困るのがこの2.4GHz帯と5GHz帯をどう使い分ければ良いのかがわかりにくいこと。Wi-Fiは同じ周波数帯を使う機器が増えるほど速度が遅くなっていきますので、いくら高速に通信したいからといって5GHz帯ばかりに偏ってしまうと、2.4GHz帯より遅くなることもあります。5GHz帯と2.4GHz帯に対応する機器であれば、その時々に合わせ手動で切り替えるというのもひとつの方法ですが、接続台数の状況や使用する場所を考えて切り替えるのは面倒でしょう。

こういった場合に活躍してくれるのが「バンドステアリング」。これは空いている周波数帯へと接続先を自動的に切り替えてくれる機能で、快適な通信をサポートしてくれます。2.4GHz帯と5GHz帯の両方を効率よく使えるようになるため、速度低下を最低限に抑えられます。もちろん、どちらの周波数帯で使えばいいのかという悩みもナシ。パソコン、スマホ、タブレット、携帯ゲーム機など、Wi-Fiで接続する機器が増えれば増えるほど、その真価が発揮される機能と言えるでしょう。

「バンドステアリング」機能のイメージ

■空いているチャネルへ自動的に切り替えてくれる「オートチャネルセレクト」
もう一つ、Wi-Fiの速度が低下する原因となりやすいのが、チャネルの混雑。いくら高速接続できるWi-Fiホームルータを用意しても、近隣のWi-Fiホームルータが同じチャネルを使用していると電波の干渉が起こり、速度が落ちてしまいます。例えるなら、時速300キロ出せる車に乗っていても、道路が他の車で混んでいたら速度が出せないようなものです。

実際どのくらいチャネルが混んでいるかの一例に、Androidアプリの「WiFi見える化ツール – WiFi Visualizer」を使って調べてみましょう。

「WiFi見える化ツール – WiFi Visualizer」でチャネル状況を確認した様子

閑静な住宅地でもここまで混雑しているのですから驚きです。特に集中しているのがチャネルの3で、なんと7台ものWi-Fiホームルータがここを利用しています。こういったチャネルの混雑を避け、利用者の少ないチャネルへと自動で切り替えてくれるのが「オートチャネルセレクト」。この機能に対応したWi-Fiホームルータであれば、2.4GHz帯で電波状況の良いチャネルを自動で見つけてくれ、快適な通信を実現できるのです。

「オートチャネルセレクト」機能のイメージ

通常ですと一度チャネルを設定すれば変更されることはなく、常にそこが使われるのですが、「オートチャネルセレクト」機能のあるWi-Fiホームルータであれば、そのチャネルが混雑してきたと認識した場合、空いているチャネルへと自動で移動してくれます。道路の混雑状況を見極め、空いている車線へと移動するようなイメージで、速度の低下を防いでいるわけです。ちなみに「Aterm」シリーズでは、ルータ起動時に自動でチャネルを変更してくれるものと、さらに動作中でも自動でチャネルを変更してくれるものとが用意されており、『Aterm WG2200HP』『Aterm WG1900HP』『Aterm WG1200HP2』の3モデルが動作中の「オートチャネルセレクト」機能に対応しています。

「オートチャネルセレクト」機能による効果の測定結果

先程の「バンドステアリング」がWi-Fiホームルータ内での通信効率を高める機能なのに対し、「オートチャネルセレクト」は外部からの影響を避けるための機能と言えるでしょう。最新のWi-Fiホームルータでは、こういった機能によって、快適にWi-Fiが使えるようになっているのです。

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