達人バーテンダーに聞く「おいしいレモンサワーを作るための黄金比率」とは?
ここ数年で広がるばかりのレモンサワーブーム。 すっかり幅広い世代の人気ドリンクに変わりましたねえ。どうも、メシ通レポーターの白央(はくおう)です。
レモンサワーといえば完全に「居酒屋さんの飲み物」というイメージでしたが、最近では晩酌やホームパーティで「自作して楽しむ」人も増えているよう。
そこで、ですね。
「レモンサワーをおいしく作るコツ」を研究しているバーデンダーさんがいるんです。さっそく、そのポイントを教えてもらいました。
◇講師はこのかた
藤村公洋(ふじむら きみひろ)さん。
バー業界に入ってもうすぐ30年。料理家としても活躍し、著書に『病気になったバーテンダーの罪ほろぼしレシピ』(講談社)がある。
「ベースのお酒があって、炭酸の割りものがあり、フルーツのフレーバーがある。レモンサワーもひとつのカクテルなんです!」が持論。
それでは藤村さん、よろしくお願いしますー!
POINT①大事なのは配分!
おいしいカクテルを作る上での基本って、何だかご存じですか。
それは「お酒と割りものの配分」です。
たとえば「ジンフィズ」という有名なカクテルがありますね。このカクテルは、ベースのお酒がジンになります。それにレモン果汁と砂糖、炭酸水を加えて作るもの。
一方でサワーとは、焼酎を、甘みをつけた果汁入りの炭酸水で割るものです。
つまりは、ベースのお酒がジンか焼酎かの違いだけで、ジンフィズとレモンサワーの構成要素はほぼ一緒。プロフィールにもありましたが、私はレモンサワーもカクテルだと思っています。だって、「ベースのお酒があって、炭酸やフルーツ果汁で割る」んですからね。やっていることはまったく一緒です。
なのでおいしいレモンサワーを作る上で最も大事なことは、カクテル同様その配分と私は考えています。
ジンフィズなら、お酒と割り材の配分は1:2。この配分をしっかり守るのが、おいしいジンフィズを作る上での基本です。
「達人バーテンダーに聞く「おいしいレモンサワーを作るための黄金比率」とは?」の続きを読む
- ブーストマガジンをフォローする
- ブーストマガジンをフォローするFollow @_BoostMagazine_