国産の植物・果実を使った、こだわりのクラフトブランデー。まもなく誕生

2017.7.7 22:07 更新

読了時間:2分33秒

千葉県の元薬草園を改修し、日本初の「ボタニカルブランデー」蒸留所を目指す

クラフトビールに始まり、近年では日本で蒸留するクラフトジンの人気もジワジワ増えてきている。それだけ、日本でもアルコールに対する意識レベルが高くなってきたということだ。

そしてついに、日本で蒸留するクラフトブランデーが誕生しようとしている。

広大な“元薬草園”を蒸留所に

場所は房総半島のほぼ中央に位置し7割を森林が占める緑豊かな町、千葉県大多喜町。

元薬草園を引き継ぎ、敷地内で栽培している植物や果実などを原料に用いた、ユニークで高品質なボタニカル・ブランデーを作るプロジェクトが始まろうとしている。

きっかけは南ドイツの田舎で作る蒸留酒

ブックショップ「UTRECHT(ユトレヒト)」を東京、代官山にオープンし、書店、出版、輸入や輸出、卸売など、本にまつわるさまざまな業務に関わってきたという、今回のプロジェクトの発起人・江口宏志さん。

江口さんは国内外のアーティストや出版社などと交流を持つ中で、ドイツの「Revolver」という出版社と出会う。その会社の代表、クリストフ・ケラーが会社を退き、南ドイツの田舎で蒸留酒を作っているという雑誌の記事を見つけ、蒸留に興味を持ち始めた

その後、江口さんは会社を辞め、南ドイツの蒸留所で修行を始めたのだ。

敷地内で栽培している植物、果実などを原料に

5000坪を超える広大な敷地に、約500種類の薬用植物が植えられた千葉県のこの土地に出会い、それらを原料に用いた高品質なボタニカル・ブランデーを製造しようというわけだ。

日本に眠る資源を活かして、新たな商品・価値を提供していこうとするこのプロジェクト。ぜひとも蒸留所をつくり、ボタニカル・ブランデーを世に出して欲しい。

リターンのコースなど、詳細はプロジェクトページをチェック。

元薬草園を改修して日本初のボタニカルブランデー蒸留所を作る [Readyfor]

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