バーミキュラは、愛知ドビー社によって「世界一、素材本来の味を引き出す鍋」をコンセプトに開発された鋳物ホーロー鍋。蓋と本体の接合部分を日本の職人が手作業で0.01mmの精度で削りだすことによって、鋳物ホーロー鍋としては類を見ない程の密閉性を実現しているのが特徴。食材の旨味とビタミンを最大限に引き出せる「無水調理」が可能であり、水分を加えずとも、野菜など食材の水分のみで調理できる。愛知ドビー社はもともと、1936年に愛知県名古屋市で創業された老舗鋳造メーカー。2010年に販売を開始したメイド・イン・ジャパンの鋳物ホーロー鍋「バーミキュラ」が爆発的ヒットを記録した。
鋳物ホーロー鍋の「バーミキュラ オーブンンポットラウンド」(税抜き11,000円~)は、一時は15ヵ月待ちも当たり前となる等、幅広い層から絶大な人気を獲得した。そんな愛知ドビー社から昨年の12月に発売されたのが専用のポットヒーターが備え付けられた、炊飯器タイプの「バーミキュラ ライスポット」(税抜き79,800円)だ。大ヒットを飛ばしている同商品の秘密はどこにあるのか? 今回は、西武池袋本店のキッチンコーナーでバーミキュラの販売員を務める齋藤さんにお話を聞いてきた。
こちらがバーミキュラ ライスポット。炊飯器とは思えないほどオシャレなデザインだ。
西武池袋本店ではバーミキュラの特設コーナーが設けられるほどの人気ぶり。
まずは食べてその魅力を体感!
まずは、実際にライスポットで炊いたご飯を食べさせてもらうことに。鍋の蓋を開けると、炊き立てのいい香りが広がるとともに、その色ツヤに驚かされる。お米の一つ一つがしっかりと立っていて、食べる前から美味しそうなのが伝わってくる。
実際に食べてみると、お米がふっくらと甘く、噛み応えも絶妙で、いくらでも食べられそうだった。こんなお米を毎日食べられたら……それだけで幸せかもしれない。ライスポットは白米と玄米に対応しており、通常の炊飯モードと別におこげモード、そして白米はおかゆモードで炊くこともできる。
世界一、美味しいご飯を炊くためのこだわり
もともと、ユーザーの間では「バーミキュラ オーブンンポットラウンドで炊いたお米が、どの炊飯器より美味しい」と話題だった。ただ、鍋は火加減の調節が難しく、うまく調理するには慣れが必要となる。それなら、と開発されたのがこのライスポットだった。専用のポットヒーターにより、指先ひとつで「かまどのような理想の火加減」での調理が可能になったのだ。
ライスポットの大きな特徴が、炊飯器なのに保温機能が無いという点。実はコレも『究極の美味しいご飯を炊く』ためのこだわりの一つだ。保温用の蓋を無くしたことで、加熱される鍋の下部と、外気で冷やされる上部に温度差が生じ、激しい熱対流が起こる。それによって、お米の一粒一粒がむらなく炊きあがるのだと言う。その他にも、美味しくご飯を炊きあげるために様々なこだわりが詰め込まれている。
料理で一番難しい火加減を家電に“おまかせ”
ライスポットはご飯だけでなく、オーブンポットラウンドでできたすべての調理がボタンを押すだけで可能になった。鋳物ホーロー鍋で調理しようとすると、吹きこぼれや火加減をちょくちょくチェックしなければいけないので、慣れと時間が必要だったが、もうその必要は無い。これなら食材を入れてボタンを押したら、あとは待っていれば本格的な料理ができあがる。主食もオカズもこれ1台さえあれば、おまかせで出来てしまうのだ。しかもポットヒーターが火加減をコントロールするので、失敗せず、期待以上の味に仕上げてくれるので、普段は料理しないけれどもここぞという時に家族をアッと言わせたいお父さんにもオススメだ。
ちなみに、こちらが無水調理された野菜たっぷりポトフ。食材の旨味が凝縮されるので、調味料は塩とコショウのみで十分だと言う。
せっかくなのでこちらも食べさせてもらった。甘い。野菜ってこんな味だったのかと目からウロコが落ちるほどの甘さだ。特にびっくりしたのがニンジン。子供の頃にこれを食べていれば、ニンジン嫌いにならなかっただろう。それくらいおいしかった。バーミキュラの低温調理は、他の調理法に比べて野菜の栄養素を損ないにくいため、味だけでなく、健康面でもハイパフォーマンスなのだ。
調味料をほとんど使っていないにも関わらず、よくある薄味ではなく、しっかりした味の美味しいスープが出来上がるので、これは健康面が気になる方とも好相性だ。
充実のアフターサービス
鋳物ホーロー鍋は何年も使っていくと、まれにホーローが剥げたり、破損したりする事があるのだが、バーミキュラはアフターケアも充実。愛知ドビー社では、有料のリペア(再ホーローコーティング)サービスを行っており、製造元に責任を持って修理してもらえるので、安心だ。
お父さんにも奥さんにもオススメな“万能調理器具”
もともとは毎日ご飯を作る主婦の間で話題となったバーミキュラ。主食もオカズもおまかせ調理できるライスポットは、奥さんのさらなる強い味方となってくれるだろう。さらに、普段調理しないお父さんだって手軽に本格料理が作れて、友人をもてなしたり家族サービスをしてみたりと、その使い方は無限大。とにかく、バーミキュラの素材の良さを最大限に引き出す無水調理は、ぜひ一度体験してみて欲しい。今回取材させてもらった西武池袋本店では、週末にバーミキュラの実演販売も行われているので、今週末にでも、店頭でバーミキュラに触れてみてはいかがだろうか。
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