【居酒屋さん】な、なんだコレは!? 居酒屋さんの定義を完全に覆される居酒屋さんに行ってみた【まとめ】
歓迎会のお店選びに迷っている幹事さんはいませんか?
デートがマンネリで、話が弾まなくなってるカップルはいませんか?
そんなあなたに、メシ通編集部が、とびっきりのお店をご紹介いたしましょう!
今回ご紹介するのは、まるっきりタイプが違う、この3店。
居酒屋さんで本格的ペルシャ料理が食べられたり、居酒屋さんで朝7時から飲めたり、なんと居酒屋さんで学力テストが受けられる!? などなど、どれをとっても個性爆発のお店ばかり。
まずは、新井薬師前のこのお店。
こんな居酒屋さんほかにある? イラン人店主によるペルシャ羊肉料理&達者すぎる日本語トーク。新井薬師前駅「おつかれさん」
やってきたのは、西武新宿線で新宿から各駅停車で3駅の新井薬師前駅からすぐの「おつかれさん」という居酒屋さん。
店名や店の外観といい、いかにも下町の居酒屋風だ。
中に入っても、カウンターは普通の居酒屋風。しかし絨毯や装飾などがどことなくアラブ風。
「ピスタチオどうぞ」そう言ってお通しの小鉢を出してきたのはこのお店の主人。アリーさん。彼は日本に住み始めて23年のイラン人。大半の同胞が祖国へ帰る中、アリーさんは働いて日本に留まり、このお店を開いた。そう、このお店「おつかれさん」は、ペルシャ料理を堪能できる異色の居酒屋さんでもあるのだ。
普通の居酒屋メニューもありつつ、本格的なペルシャ料理も楽しめるお店なのです。
今回は、ペルシャ料理を大フィーチャーで紹介いたしましょう。
ジューシーな肉とトマトを焼いたクビデ・カバブ(単品1,500円 ナンorライス付き1,800円)。生タマネギと、これはミント!?
アリーさんがカウンターから出てきて、ペラペラの薄いナンを4分の1サイズにして、具を包み、上から塩を振ってくれた。肉汁のジューシーさとトマトのコク、タマネギの辛み、ミントのさわやかさ。これらが渾然一体となった味わいはもう絶品。「こうすると肉汁が垂れないの。肉はお腹が張るからね。トマトとタマネギは消化を助けるし、ミントはお腹の張りと臭いを抑えるの」とアリーさん。
こちらは生いちごサワー。甘酸っぱくて飲みやすい。
次に注文したのが、レバーとタマネギ炒め(500円)。「このお店のおすすめ料理ですか? 全部ですよ」というアリーさんの言葉に偽りナシ。コクと甘みがきいた逸品だ。
さて料理3皿目は、セロリと牛肉のスープ「キャラフス」。普段出していない特別メニューである。味は、あっさりして少し塩気を感じる優しい煮物といった印象。夏の料理なのだとか。
そして、コリアンダーやパセリなど7、8種の豆と野菜を煮込んだシチュー「ゴルメ・サブジ」(単品1,200円、ライス付1,500円)。コトコト煮込んで柔らかくした羊肉を煮込んだ、いかにも中近東の煮込み料理といった感じだ。「1㎏にもなる野菜を乾燥させて使います。野菜を生でそんなに大量に食べるのって難しいじゃないですか」とアリーさんが言うのもうなづける、滋味深い味である。
いよいよ、メインに肉料理。濃厚なトマトソースで羊肉を煮込んだマヒチェ(単品1,700円、ライス付き2,000円)。
一口大に切ってバスマテイ・ライスと一緒にいただく。スプーンで簡単に割けるぐらい、とろとろに煮込んだ羊肉はほっぺたが落ちそうなほどに美味い。羊好きにはたまらない、迫力満点の料理だ。
ペルシャ料理は羊肉を多用するので、羊好きさんには特におすすめ!
アリーさんと文化論を語りつつ、絶品ペルシャ料理をいただく、美味しい文化交流はいかがでしょう?
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