「高強度インターバルトレーニング(HIIT)」は老化抑制効果があるらしい
高強度インターバルトレーニング(HIIT)は短時間の激しい運動とごく短時間の休憩を交互に繰り返す有酸素運動です。例えば、高強度の短距離走を3~5分行った後、短い休憩を挟み、再び短距離走を行うといった具合です。決して楽なトレーニングではありませんが、おそらく多くの人が興味を持つようなメリットがあります。「Cell Metabolism」誌に論文が発表されたHIITに関する研究では、18~30歳の男女、65~80歳の男女という2つのグループに、12週間の継続的なHIITを行ってもらいました。
その結果、どちらのグループも、老化に関連した機能の衰えが改善されたことを示唆する効果が見られました。
1つ目は、インシュリン感受性の上昇。これは糖尿病のリスク低下を意味します。2つ目は、タンパク質の合成に関わるリボソームの活性化です。
さらに、18~30歳のグループはミトコンドリアの能力が49%高まりました。ミトコンドリアは細胞のエネルギー生産を助けています。65~80歳のグループも69%の改善が見られました。
研究を率いたSreekumaran Nair博士はCNNの取材に応えて、タンパク質の合成量とエネルギーの生産量が増えれば、加齢に伴う細胞の変化が抑制されると説明しています。
HIITは両方の効果があるため、老化をある程度食い止められるということです。
まだ定期的なHIITを行っていない人は、ぜひ試してみることをおすすめします。体が引き締まり、達成感を得られるだけでなく、体の良い状態を長く維持できるようになるでしょう。
Patrick Allan(原文/訳:米井香織/ガリレオ)
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