狙い目はアンダー25万円。“語れる”腕時計で男を上げろ!【復刻&オマージュ編】
時計の価格高騰の今、狙い目のゾーン
ここ最近、時計の価格が高騰している。理由はいくつかある。
まずは多くの新素材やレアマテリアルが時計に使われるようになったこと。機械式ムーブメントの自社開発化の増加も要因だ。そして、昨年1月に起きたスイス国立銀行(中央銀行)の対ユーロの上限、1ユーロ=1.20フランの撤廃によるスイスフラン急騰も価格に響いた。
もはや手が届くちょうどいい価格帯に買いたい時計はないのか? 実はそんなことはない。為替は別にして、素材はステンレスで十分。自社ムーブメントでなくても全然問題ない、と考えればいい。すると買える時計が見えてくるはずだ。
ここで取り上げるアンダー25万円は、どの時計もしっかりと作られている。そして、機能やデザインにこだわった個性的なモデルがたくさん存在している。つまり“語れる”時計がそこにある。だから今、男のご褒美として推すのだ。
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傑作モデルの〝復刻〟や〝オマージュ〟はタイムレスな魅力あり!
進化したレトロ顔 6モデル
現代技術で甦るヴィンテージウォッチ
ここ数年、時計界は復刻モデルが人気である。20世紀を彩った名機に現代的なアレンジを加え、新しい腕時計として登場させるブランドが増えているのだ。
人気の理由は、まずはそのデザイン。オリジナルモデルが誕生した当時の流行が反映されたデザインは、その時代の雰囲気を映し出し、レトロテイストに仕上げられている。そして、それが現代においてはとても新鮮なのである。
さらに、長年続く名門ブランドが作っていることも特筆すべき点だ。過去をどれだけ溯れるか、というのはブランドが歩んだ歴史次第だ。だから復刻版を出しているブランドというのは、歴史を繋いできた信頼や技術力がある。
もちろん、レトロなデザインとはいえ、ケースの素材も仕上げもムーブメントも現代の技術で作られているので、機能的には最新モデル。“古いが新しい”をご堪能あれ。
1930年代へのオマージュ
フォルティス
TERRESTIS HEDONIST
実勢価格:19万4400円
ブランド創成期にあたる、’30年代に製作されていたモデルへのオマージュとして作られた新コレクション「テレスティス(地球)」の3針。シンプルなリーフ針やインデックスで、文字盤が読みやすいという、エレガンスと機能性を兼備した時計だ。ダイヤルカラーはアンスラサイトも用意されている。5気圧防水。SSケース、ケース径40㎜、自動巻き。
ここが語れる伝統
優雅な時代を感じさせる意匠
フォルティスは、英国空軍やロシアの宇宙飛行士に時計を提供するなど、アグレッシブなブランドだ。一方、「テレスティス」の原点モデルを見ると、とてもエレガント。その造形はアールデコが流行した’30年代という時代の影響なのだろう。
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