これぞ一生モノ。文具オタクが本気でオススメする万年筆+α20選【1,000円〜120,000円】
筆記時こそ「あなたらしさ」を
手紙を綴る時。書類にサインをする時。イラストを描く時。日記を書く時。インスピレーションに任せて、筆を滑らせたい時。万年筆は、そんな「時」を大切なものにしてくれます。
ボールペンには出せない、ちょっとインクが溜まる感じ。ゆったりと大切に書いた線は、まるで想いを形にしているような気がしませんか。
前回のボールペン特集同様に、今回も東京・銀座にある文房具専門店「G.Itoya」に協力いただきました!
お話を伺ったのは、文房具専門店、銀座・伊東屋の仁科昭彦さん。とても愉しい雰囲気で、万年筆のことを熱く語っていただきました。今回は高コスパで滑らかさを楽しめる万年筆、個性的なデザインの万年筆、さらに「これぞ本格万年筆」と言えるものまで選びました。プレゼント選びにもどうぞ。
万年筆は、重みやペンの太さによって、どれだけ手にしっくりくるかが違います。万年筆初心者の方は、今回ご紹介する20本を参考にしていただきながら、実際に万年筆を取り扱う近くの店舗で手にとって試筆してみることをオススメします。その際は、いつも使用している手帳やノートなどがあれば持っていき、相性を確かめるのも大切です。
万年筆の持ち方について
万年筆は、ペン先の金属面を上にして、ボールペンよりも寝かせて書きます。45度〜60度傾けて持つのがベストです。万年筆によっては角度が違うのと、ボールペンのように立たせて書くことのできる万年筆も存在します。
万年筆を使うときは、筆圧をかけずに、ペンの重みで書きましょう。紙の上を滑らせる感覚で使います。
金ペンと鉄ペンについて
万年筆には「金ペン」と「鉄ペン(ステンレスペン、スチールペン)」があります。金の割合が大きいほどペン先が柔らかく、滑らかな線を描くことができます。
「金ペン」は、手紙や日記などで、ゆっくりと、膨よかな線を書きたい人にオススメです。金の割合の高いものから、24K(24金)、18K(18金)、14K(14金)と表記されます。金が多く含まれるほどペン先が柔らかくなるので、摩擦でペン先が削れやすく、使い込むほどに自分好みの万年筆へと仕上がります。金の割合が大きいほどに値段が高くなります。
「鉄ペン」は、スチールペン、ステンレスペンとも呼ばれ、主に鉄を多く含むペン先となります。カリカリとボールペンに似た書き味となり、普段使いやメモなど、しっかり文字を書きたい方にオススメです。時間はかかりますが、何年も使い込めば、ペン先が削れていき、自分好みの万年筆に仕上がります。金メッキや18KGP(18金ゴールドプレート)という表記があれば、スチールペン、ステンレスペンにコーティングを施したという意味です。
インクの補充方法について
万年筆のインクの補充方法は、大きくわけて3つあります。「吸入式」と「カートリッジ式」、そして「コンバーター式(両用式)」です。
吸入式は、ボトルインクより直接インクを吸引し、本体に貯める万年筆です。カートリッジ式は、インクの入った小さな筒を万年筆にはめ込んで使用する万年筆。また、コンバーター式(両用式)は、吸入式のように直接インクを吸い上げることも、カートリッジをはめ込むこともできる万年筆を指します。
ビジネスの場で使う方や、外出時にはカートリッジ式を使われる方が少ないくないかもしれませんが、インクの種類が少ないのとコストパフォーマンスが悪いのが欠点。吸入式、コンバーター式は様々なインクを比較的安価に楽しめますが、インクの吸入時に手が汚れることがあります。どんな目的で使うのか、想像しながら用途に合わせて選びましょう。
(価格は銀座・伊東屋での取り扱い価格(税抜)を掲載しております ※2017年1月現在)
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