前回は、西脇氏がドローンのエバンジェリストになった経緯について伺った。今回は、長年にわたり数多くの機体に触れてきた西脇氏に、お気に入りのドローンや、エバンジェリストならではのドローンの購入スタイルついて詳しくお話を伺う。
エバンジェリストが心がけるドローンとの付き合い方
【田口】西脇さんはかなりの数のドローンを所有されていると伺っていますが、何機くらいお持ちなのですか?
今は28機くらい持っていて、一番最近はInspire2を買いました。意外に思われることが多いのですが、ドローンはいつも、自費で購入しています。
【田口】え、全て自費購入なんですか?
そうです。自費購入することでドローンを大切に扱えますし、愛情も湧きます。そういう気持ちって、講演を見ている人にも伝わりますからね。
【田口】28機もあると、置き場所に困りませんか。
場所は取りますね。ただ、古い機体は安全面を考えると怖さもあるので、売ったりして、手放してもいるんですよ。
【田口】ドローンは技術の進歩が早いので、1年前の機体でも、現行機と比べるとずいぶん古いものに見えますよね。
そうですね。もし古い機体を持っていても、もっと安全で性能の良いものが出ていますから、どうしてもそちらを使います。
あ、28機というとたくさんの機種を持っているみたいですが、実は私は同じ機体を2機買っているんです。
【田口】2機ずつ持っているんですか?
そうです。仕事でドローンの説明会などをさせていただくことが多いのですが、直前まで飛んでいた機体がうまく飛ばない…ということがまれにあるので、パックアップとしてもう1機持っています。1機しか持っていなくて本番で飛ばなかったら、エバンジェリストとしてお話できませんからね。
【田口】なるほど。僕も空撮の仕事では予備機も含めて必ず同型機を2機持っていきますが、それと同じ感覚ですね。
これは別にドローンに限った話ではなくて、IT全体に言えることなんですよ。バージョンアップも2機同時にはやらずに、1機ずつです。いつでもきちんと動く状態に保つことを心掛けています。
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