とことこ歩くように動く。自律走行するホンダの大型バイク「Honda Riding Assist」にLOVE
まさに! ドリーム!
モーターサイクルは運転が難しいし、危険。そんなイメージが定着してしまった今日この頃です。だから、というワケだけではないのですが、モータリゼーションの成熟などの要因もあって現在、日本でモーターサイクルは売れていません。
個人用コミューターとして優れているモーターサイクル。その魅力を高めようという試みでしょうか。CES 2017でホンダは「Honda Riding Assist」という1機のモーターサイクルを提案しています。
見どころは18分19秒から! 「UNI-CUB β」の後ろを、よちよちとついてくるHonda Riding Assistが可愛すぎて! あんよがじょうず、あんよがじょうずといいたくなること請け合い!
ASIMOなどのヒューマノイドロボット研究で培ってきたバランス制御技術を応用。NC750Sベースの実験車両に組み込んでいます。ライダーが乗っていなくても自律。乗っていたとしても車両自身がステアリングを切ってバランスをとり、停車時・超低速走行時のふらつきをなくしています。
停車時に車体を後ろに伸ばし、フロントフォークを寝かせ、キャスター角をアメリカン・クルーザーのように大きくとっています。このローダウンポジションこそが、Honda Riding Assistが自律できる姿勢ということなのでしょう。
30年近くモーターサイクルに乗ってきましたが、Honda Riding Assistのバランス感覚には純粋に感動しますね…。そうなんですよ。ビギナーにとって重要なのは、高速域での安定性向上より、超低速域での安定性なんですよ。ベテランにとっても、ゴールドウィングのようなヘビー級にこのシステムが入っていたら、思わず食指伸ばしちゃいそうになりませんか?
なお周囲を見て、障害物にぶつからないように移動する機能などはない様子。移動シーンもありますが、あくまで決められたコースを動いているもののようですね。
あくまで実験車両で市販化の計画はなさそう。でも「Honda Riding Assist」を見て思いました。パーソナルコミューターとしてのモーターサイクルの未来は明るいなって。
CES 2017:
・トヨタのコンセプトカー「CONCEPT-愛i」は、人工知能「yui」を搭載したパートナー
・ソニーの新しいBRAVIAは、画面がスピーカー。ディスプレイの振動で音を発生
image by ホンダ
source: ホンダ, YouTube(1, 2)
(武者良太)
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