前編では、プロカメラマンだった山崎氏がドローンに出会ってから、ドローンパイロットとしてレースやイベントに参加し、ドローンスクール講師として活躍するようになった経緯を伺った。今は仕事の半分以上がドローンスクール講師だという山崎氏だが、現在オーナーをしているドローンフィールド「ドローン・サーキットSPLASH」も非常に興味深い。そこで後編となる今回は、そのフィールドについて詳しくお話を聞いていきたい。
ドローンスクール講師が転じてドローンフィールド経営へ
【田口】ドローン・サーキットSPLASHはどんな経緯で立ち上げたのでしょうか?
講師としてドローンスクールを開校するに当たって、雨天でも飛ばせる倉庫のような屋内フィールドを探していたんです。受講生から講習料をいただくことになるので、ちゃんとした場所を用意したくて。でも、物件を見てみたら結構家賃が高いんですよ。
【田口】相場はどれくらいなんですか?
100坪で50万円くらい。でもこの50万円を学校だけで払うのは負担が大きいので、これは一般の方にもご利用いただいてお金を稼がないと…と思ったのが、フィールドを立ち上げたきっかけです。
【田口】ドローンスクールの室内フィールドを探していたことが、きっかけだったんですね。それにしてもいい物件を見つけましたね。
ここを見つけたのは、たまたまなんですよ。物件探しの帰り道にこの近くを車で通ったんですね。そうしたら、空っぽの工場みたいなものが見えたので、なんだろう?と思って車をUターンさせて来てみたんです。家賃を聞くと、はじめはここもまぁまぁなお値段だったのですが、売上のシェアという形はどうですか?とダメ元で聞いてみたらいいですよって言ってくれて。それで借りることができました。
【田口】ここは天井も高いですし、ドローンを練習するにはいい環境です。今インタビューをさせていただいている2階はショールームになっていて、最新のDJI製品が並べられています。ここで練習したらテンションが上がりそうです。
実は、この2階は工場の社員食堂だったところなのです。奥には流しがあるのですが、ショールームにするならさすがにそれが見えてはよくないよね…ということで内装を変えました。現在では奥はシェアオフィスになっているんですよ。3社が入っていて、コンスタントに売上を上げています。
【田口】なるほど、経営面でも随所に工夫されているのですね。
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