【日本とケニア】モバイル決済普及率、高いのはどっち?

2016.6.18 12:05 更新

読了時間:5分4秒

ケニアのモバイル送金サービスM-PESAが凄い!現金を持ち歩かない未来が来るかも

via:Wikipedia

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こんにちは、ケニア在住ライターの宮崎(@JIBURl)です。

みなさんは「M-PESA(エムペサ)」を知っていますか?

M-PESAは東アフリカのケニア共和国で大流行しているモバイル送金サービスで、他のアフリカ諸国やヨーロッパでも普及が始まっています。

私はケニアに来るまでM-PESAの存在を知りませんでした。

日本でも株式会社LINEが「LINE PAY(ラインペイ)」というオンライン決済サービスを始めましたが、その利用率はまだまだ低いですよね。

では、なぜケニアではオンライン送金サービスが普及したのでしょうか?

今回はその秘密に迫ります。

モバイル送金・決済サービスとは?

via:unsplash

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そもそも、モバイル送金・決済サービスとは何でしょうか?

モバイル送金・決済サービスとは、銀行口座の代わりに携帯電話を使ってお金のやり取りを可能にするサービスです。

「M-Pesa」のようなモバイル送金サービスは銀行口座を持たなくとも、相手の携帯電話番号宛に送金を行い(店舗やキオスクにお金を預ける)、受信側もその携帯電話を持って、店舗やキオスクに行ってお金を受け取ることができる仕組みである。

引用元:ケニアで成人の74%がモバイル送金を利用

銀行口座を持たない人が多い発展途上国(アジア・中南米・アフリカ)では、モバイル送金・決済サービスが利用されています。

アフリカのモバイル送金サービスM-PESAとは?

via:Wikipedia

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そして、発展途上国のモバイル送金・決済サービスの中でも、高い普及率を誇るのがケニアのM-PESAです。

ケニアのGDPの5割を超える金額がM-PESAを利用して流通している、とは驚きですね。

M-PESAとは、簡単に言うと携帯電話で送金から出金・支払までなんでもできるモバイルマネーサービスです。ケニアでは公共料金や教育費などの支払いから、給料の受け取りまで今やM-PESAで賄われています。にわかに信じがたい話ですが、M-PESAではなんとケニアのGDPの約5割を超える金額が動いています。

引用元:LINE Payのモデルがケニアに!?ケニア人の生活を支えるモバイル送金サービス『M-PESA(エムペサ)』が面白い!

お金の出し入れは街中のどこにでもある代理店(その数70,000軒!)で行え、携帯電話の電波で操作が可能。

そのため、まだまだインターネットが普及していないアフリカでも爆発的に流行しました。

携帯電話のショートメッセージ(SMS)で手続きや本人認証をする送金サービスの名称。Mはモバイルを指し、PESAはスワヒリ語でお金を意味する。実際の現金の出し入れはケニア全土に7万件あるM―PESAの代理店で行う。送金したい人は代理店で現金を渡し、自分の口座に入金する。そのうえで、お金を受け取る人の携帯電話番号と金額をSMSで送信する。受取人は、近くの代理店店舗でSMSの情報を見せてお金を受け取る仕組みだ。銀行がまだ十分に普及していない中、送金やお金の貸し借りが容易になった。金融サービスを得て、女性らが起業するのにも役立っているという。

引用元:女性に起業の機会 ケニアのモバイル送金「エムペサ」

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