SEOを意識する際に、更新頻度に悩むことがあるかもしれません。記事更新の多いサイトはユーザーからの評価も高まる可能性がありますが、SEOとしてはどのような影響を与えるのでしょうか。今回は、記事の更新頻度とSEOへの影響について解説します。
記事更新はSEOに影響を与える?
サイト内に記事を追加したり、既存の記事に追記、またはリライトを加えることで、順位が上昇することがあります。そのため、一見するとサイトを更新することによりSEOが改善されたように感じますが、必ずしも更新頻度が高ければ高いほどSEOの評価が上がるというわけではありません。これは更新したことへの評価ではなく、追加されたコンテンツ内容の評価が高まったことが要因となります。高品質なコンテンツをアップする更新頻度が高くなると、次第にサイトのボリュームも大きくなり、クロール頻度が増していきます。クロール頻度が増すことにより、サイト内で更新された内容が、Googleにいち早く評価してもらえるようになります。
検索エンジンは、ユーザーにとって有益な情報を提供するサイトを評価します。そのため、更新頻度を上げるだけでなく、更新するコンテンツがユーザーにとって価値のあるものであることが重要なのです。
新規記事のアップ自体にSEO効果がある?
新規記事が上位表示されやすいという話を聞いたことがあるかもしれません。しかし、新規記事を追加すること自体にSEO効果があるわけではないため、新しく追加した記事の方が他の記事よりも順位が高くなるということはありません。
とくにニュースサイトなど、最新の情報に価値があるようなサイトにおいては、新規記事の方がより最新の情報が記載されていることが多いため、検索結果で上位になりやすい傾向があります。しかし、時間が経っても内容が変わらない、普遍的なテーマの記事に関しては、日付が古い記事、日付の記載がない記事も上位に表示されることが多くあります。
つまり、記事の新しさが必ずしも検索順位に影響を与えるとは限りません。新規記事であるということよりも、その記事がユーザーにとって有益で、検索エンジンにとって評価しやすい内容かどうかが重要なのです。
更新・投稿の頻度に正解はある?
更新頻度や投稿頻度は、SEO評価に直接的な関係はありません。適切な更新・投稿頻度の目安を考える際には「ユーザーに有益かどうか」で判断しましょう。記事更新の頻度はSEOの観点から直接的に影響がないとはいえ、ユーザーからすると、頻繁に更新されているサイトは、活発なサイトで、常に正確な情報が掲載されていると感じやすいという面もあります。そういった意味では、ある程度更新頻度を高めることには意味があるでしょう。ただ、更新頻度だけを考えてコンテンツの質が低下したり、同じ内容の記事が重複したりしては意味がありません。コンテンツの質の低下はGoogleからの評価定価を招くため、注意が必要です。
まとめ
更新頻度はSEOに一定の影響を与えますが、それ以上に重要なのはコンテンツの質です。また、更新頻度だけを目的とすることはおすすめしません。SEOだけでなく、ユーザーに提供するコンテンツの質とのバランスを考えて運営することが大切です。
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