動画マーケティングにVSEOが重要なこと、そのメリットとデメリットについて解説してきました。今回は具体的な対策について解説していきます。
VSEO対策に効果的な7つのポイント
VSEO対策に効果的な7つのポイントについて見ていきましょう。
1.動画のタイトルにキーワードを盛り込む
SEO対策と同様、VSEOでもタイトルにキーワードを入れることが重要です。キーワードは、YouTubeのアルゴリズムに対して、動画の内容とキーワードの関連性を示す役割があります。キーワードを入れる箇所はタイトルの前半で、全体の文字数は28〜40文字に収めましょう。 さらに、キーワードは、メインキーワード(主となるキーワード)、サジェストキーワード(検索窓でキーワードに並んで提案されるキーワード)、インパクトキーワード(ユーザーの興味を引きつけるためのキーワード)を組み込むことを意識すると良いでしょう。
2.動画の概要欄を活用する(キーワードを盛り込む、リンクを貼る)
動画の説明を記入する概要欄というものがあります。動画の検索結果に表示させるために、概要欄にも忘れずにキーワードを盛り込みましょう。概要欄の説明文は全角2,500文字まで記載が可能ですが、タイトルのキーワードと同様、重要なキーワードは文章の頭に入れるようにしましょう。複数のキーワードを入れることも可能ですが、むやみにキーワードを入れたり、無関係なキーワードは逆効果になるため注意が必要です。また、キーワードを入れたことで文章が不自然になることも避けましょう。 なお、説明文にはリンクを貼ることができるため、サービスページへの導線として使うことも可能です。
3.ハッシュタグを積極的に活用する
YouTubeのハッシュタグも積極的に活用しましょう。適切なハッシュタグをつけることで、動画のジャンルや内容などをYouTubeが判断します。そうすることで検索結果や関連動画に表示されやすくなります。ハッシュタグの上限は決まっていませんが、目安としては5〜10個程度です。具体的なキーワード(固有名詞など)と抽象的なキーワード(カテゴリーなど)を混ぜつつ、重要なキーワ―ド順にタグを入れるのがポイントです。また、チャンネルIDとチャンネル名も入れましょう。
4.ユーザーが見やすいようにタイムスタンプを入れる
YouTubeには、タイムスタンプというツールが実装されています。タイムスタンプは、秒数をクリックすると、見たい箇所にすぐスキップできる機能です。ユーザー側の利便性に加え、YouTube側が動画の内容を把握しやすくなるため、設定することをおすすめします。ただし、タイムスタンプの使い方によっては、ユーザーの視聴時間が短くなってしまう可能性もあります。チャプターは3つ以上設定し、1つのチャプターの長さは10秒以上にするなど、ユーザーが離れない工夫が必要です。
5.興味を持ってもらえるサムネイル画像を設定する
サムネイル画像も重要です。ユーザーが検索をした時にタイトルとともに目に入ってくるもので、そこで興味をひけなければ動画の視聴にはつながりません。YouTubeのサムネイルの特徴として、タイトルと異なる文言が目立つように配置されているものが多くあります。目に入ってきた瞬間にどれだけ目を引き、興味を持ってもらえるかを考えて設定しましょう。
6.字幕・翻訳を設定し視聴対象を広げる
Youtubeでは動画の音声をテキスト化して字幕・翻訳をつけることができます。字幕や翻訳があると、聴覚障がいの方や海外の方にも見てもらいやすくなるだけでなく、YouTubeが動画の内容を把握できるため、関連動画に表示されやすくなります。字幕・翻訳は手動入力と自動入力のパターンがありますが、自動の場合は、音声のご認識により間違った内容が記載されることもあるため、チェックが必要です。
7.動画の投稿時間や曜日を決め、定期的に投稿する
動画の投稿時間や曜日を決めるのも、ひとつの方法です。固定された曜日や時間に継続して動画が公開されると、視聴者はそれを楽しみにします。視聴者をファン化できれば、再生数の伸びにもつながるでしょう。ただし、動画の初動の伸びが期待できる時間や曜日は、ユーザーのライフスタイルに左右されるため、カテゴリーによって大きく異なります。そのため、投稿タイミングの見極めが重要です。
まとめ
実際にVSEO対策をするには、さまざまなポイントがあります。ひとつひとつはとても細かいように思えますが、それぞれの設定に意味があります。Youtubeの特性をおさえて、効果的に動画マーケティングを行いましょう。
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