営業活動は企業にとって売上を上げるために必須の業務です。営業と聞くと、訪問営業やテレアポなどをイメージする人も多いかもしれません。しかし、最近ではオウンドメディアへの集客やセミナーなどを活用した「インバウンド営業」と呼ばれる営業手法が主流になってきています。 今回は、インバウンド営業、アウトバウンド営業それぞれの違いについて解説します。
アウトバウンド営業は企業から消費者へアプローチする営業手法
アウトバウンド営業とは、企業から消費者にアプローチする営業手法のことです。大量の企業(消費者)リストに対して営業活動を行います。 アウトバウンド営業には具体的に以下のような手法があります。
- ・マスメディアを使った広告
- ・テレマーケティング(テレアポ)
- ・セールスレター
- ・ダイレクトメール(DM)
- ・ポスティング
- ・訪問営業
インバウンド営業は消費者から企業へのアプローチする営業手法
インバウンド営業とは、消費者から企業へアプローチしてもらう営業手法のことです。消費者に対して有益な情報を発信することで、消費者の潜在的な興味を引き出します。 インバウンド営業には具体的に以下のような手法があります。
- ・運営サイトのSEO対策
- ・SNS運営・動画配信
- ・オウンドメディア(ブログ)運営
- ・メールマガジン
- ・ホワイトペーパー
- ・自社イベント
- ・セミナー、ウェビナー
アウトバウンド営業とインバウンド営業の違い
次に、アウトバウンド営業とインバウンド営業の違いについて見ていきましょう。
まず、アウトバウンド営業とインバウンド営業では目的が異なります。 アウトバウンド営業の目的は、人々に商品(サービス)を売り込むことです。それに対して、インバウンド営業の目的は、人々に商品(サービス)を売り込むことだけでなく、企業や商品(サービス)への関心を集めることも含まれます。
さらに、アウトバウンドとインバウンドでは、成果を高める方法にも違いがあります。 アウトバウンド営業の効果を高めたい場合、そのぶん行動量を多くする必要があります。たとえば、100件架電し1件のアポイント獲得だとすれば、3倍の300件架電すれば3件のアポイントが獲得できると考えます。 それに対して、インバウンド営業は基本的に消費者からの反応を待つスタイルで、企業側から消費者にアプローチをかけることはありません。とはいえ、ただ待っているだけでは成果は見込めません。ターゲットユーザーに情報が届くよう、また、興味を持ってくれるように様々な工夫が必要なのです。
まとめ
インターネットの普及やレビューサイトおよびSNSの発展で、買い手(消費者)は商品(サービス)について様々な情報を手に入れることが出来るようになりました。消費者は営業担当者からの情報をあまり必要としておらず、自ら情報にアクセスし、比較検討したうえで購入することが多くなっています。このような状況下ではインバウンド営業が力を発揮すると考えられるため、インバウンド営業が主流になってきているのです。
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