オウンドメディアの運用を開始しても、1年足らずで運用がうまくいかなくなることも多々あります。オウンドメディアの運用で失敗する理由のひとつとして、オウンドメディア担当者の業務負荷が高くなりすぎて作業が回らなくなり、運営が難しくなることが挙げられます。オウンドメディア運用で失敗しないためには、運用体制をしっかりと整えることが大切です。
オウンドメディア運用に必要な役割
オウンドメディアを長期間にわたって安定的に運用するためには、個人ではなくチームで運用することが大切です。オウンドメディア運用に必要な役割は大まかに以下となります。
・プロデューサー(オウンドメディア全体の統括)
・ディレクター(進行管理)
・エンジニア(Webデザイン)
・ライター(記事の作成)
・編集者(記事の編集)
・マーケター(効果検証、SNS運用など)
たとえば、Webデザインをしながら記事の編集をするなど、いくつかの業務を手掛けていても良いですが、ひとりに業務負担がかかりすぎないように注意しましょう。オウンドメディア運用のみをミッションとしている担当者なら別ですが、多くの場合、オウンドメディア運用とそれ以外の業務を並行して行っています。そのため、バランスを考えて体制を作ることが大切です。
オウンドメディア運用には内製と外注の2パターンがある
オウンドメディアの運営体制を考えるときに、自社で行うか、外部委託するかで迷うこともあるでしょう。それぞれのメリット、デメリットについて見ていきましょう。
オウンドメディア運用を自社で行うメリット
オウンドメディア運用を自社で行う最大のメリットは、自社にオウンドメディア運用の知識やノウハウが蓄積できるという点です。オウンドメディア運用で得たノウハウは、オウンドメディアのさらなる成長に役立つだけでなく、セミナーなどで外部に公開することでコンテンツとして活用できるという面もあります。 また、コンテンツの質の面でもメリットがあります。とくに、コンテンツ執筆に専門的な知識が必要な場合などは、外注のライターを育てるよりも社内から適任者を集めてきた方が効率的です。
オウンドメディア運用を外部委託するメリット
オウンドメディア運用を外部委託するメリットは、社員の負担を軽減できる点です。多くの場合、オウンドメディア運用を兼務として行っています。・オウンドメディア運用によって、その担当者のコア業務に支障をきたしてしまうことを防ぐことが出来ます。また、外部委託することで、自社で行うよりクオリティーの高い仕上がりになることも多いでしょう。他社の事例やオウンドメディア運用の考え方など、最新の情報が手に入ることもメリットと言えそうです。
オウンドメディア運用を自社で行うデメリット
オウンドメディア運用を自社で行うデメリットは、記事の大量生産が難しいという点です。メディア運営では、ローンチ前に記事コンテンツを大量に準備しておき、ローンチ後に定期的に記事を公開していくのが理想です。ほかの業務と並行で記事のアップ、となるとどうしても記事の本数が少なくなってしまいがちです。また、ノウハウを蓄積するまでに時間がかかるという点もデメリットとなり得ます。
オウンドメディア運用を外部委託するデメリット
オウンドメディア運用を外部委託するデメリットとしては、費用がかかる点が挙げられます。依頼する内容によって料金には差がありますが、テンプレートデザインを使用する場合は数万円程度、完全にオリジナルのサイトを委託する場合は数十万円、多くて数百万円かかることもあります。また、自社で運用する場合と異なり、ノウハウが蓄積されにくい点もデメリットと言えるでしょう。
まとめ
オウンドメディア運営のポイントは、必要なリソースや予算、運営体制を整えるなど、しっかりと計画を立てて行うことが大切です。外部委託する場合も、記事制作のみ、効果検証のみを委託するなど、一部を委託する方法もあります。自社で苦手な部分、リソースを割けない部分を把握して、自社で行う部分と外部委託に頼る部分を見極め、バランスよく運用していくことが大切です。
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