アインシュタインが残した「幸福に生きる」ためのアドバイス
ニュースサイトQuartzが報じるところによると、1921年にノーベル物理学賞を受賞したアルバート・アインシュタインは、受賞後間もなく講演のために日本を訪れた際、チップとして現金の代わりに人生のアドバイスを手渡すことにしました。
現代でそんなことをしたら、受けるサービスの質は間違いなく低下するでしょうが、当時アインシュタインのアドバイスは好意的に受け取られ、今でも彼がチップとしてそれを手渡した人やその家族が所有しています。直近では、1922年に東京の帝国ホテルで書かれた手書きのメモが浮上しており、そこには「幸福に生きるためのアドバイス」が書かれています。
成功を追求するせいで常に浮き足立っているよりも、穏やかでつつましい生活の方が、より多くの幸福をもたらす。
とアインシュタインは母国語のドイツ語で書いています。
上記のメモをもらったベルボーイは、同時期にアインシュタインから「意志あるところに道はある」というメッセージももらっていました。この格言は有名ですよね。
2つのメモは今週、同ベルボーイの親族により、ウィナーズのオークションで競売にかけられました。出品者によると、当時アインシュタインはこれらのメモを手渡しながら「運が良ければ、将来普通のチップより価値がでるよ」と言ったとか。
アインシュタインの予言は的中しました。1枚目のメモは156万ドル(約1億8千万円)で、2枚目は24万ドル(約2800万円)で落札されたからです。
Image: Wikipedia, Winners Auction
Source: Quartz, Winners Auction
Emily Price – Lifehacker US[原文]
(訳:春野ユリ)
元記事を読む
- ブーストマガジンをフォローする
- ブーストマガジンをフォローするFollow @_BoostMagazine_