気づいたら肩に積もっている「フケ」の原因と対策

2017.11.15 08:07 更新

読了時間:6分16秒



不潔にしているわけでもなく、毎日シャンプーをしているのに、フケが止まらない。そのような悩みを抱えている方は少なくないのでは。でもご安心を。これからフケを抑える方法について詳しく紹介していきます。正しく実行すれば、もう肩に積もるフケに悩むことはありません。

フケとは何? 発生する原因は?

フケの正体とは何か?

毛髪の生え変わりと同様に、人間の皮膚は一定のサイクルで新しい角質へと生まれ変わります。新陳代謝の繰り返しによって、皮膚は再生されていくのです。実は、この一連の流れによって剥がれ落ちた頭皮の角質がフケ。頭皮とはいえ皮膚である以上、古い角質が剥がれることは自然な現象。しかし、通常のサイクルで剥がれ落ちる角質は、目には見えません。何らかの原因によってサイクルが乱れて大きく剥がれ落ちた角質が、フケの正体なのです。

フケには2つのタイプが

頭皮からボロボロと落ちてくる白い粉状のフケ。パラパラした乾燥フケと、ベタベタした脂性フケの2種類があります。

乾燥フケ

肌や頭皮がカサカサに乾燥する方は、乾燥フケのタイプ。フケに悩む方の多くが該当するといいます。乾燥する冬に発生しやすく、細かくパラパラと落ちるのが特徴です。

脂性フケ

見た目が大きくて、髪や頭皮にベッタリとくっつきやすい脂性フケ。頭皮の皮脂が多いことが原因で生じるといいます。梅雨といった湿気が多い時期は、脂性フケになりやすいので気をつけてください。

フケが発生する原因は?

前述した乾燥フケと脂性フケでは、フケが出る原因が異なります。2つの原因は正反対なので、きちんと見極めることが必要です。

乾燥フケの原因

その名のとおり、頭皮の水分や皮脂が不足していることが大きな原因。心理的ストレスによる血行不良、シャンプーとのミスマッチといった頭皮コンディションが優れないときに発生しやすいといいます。

脂性フケの原因

食生活の乱れによる栄養バランスの崩れ、体調の変化、洗髪をしないといった不衛生さが、脂性フケを引き起こします。頭皮の状態や匂いを気にして、1日に何回も洗髪する方も脂性フケタイプとのこと。洗髪する度に、頭皮が過剰に皮脂分泌を繰り返してしまうからです。

フケの発生を改善するにはどうする?

シャンプーを変える

シャンプーの成分によっては頭皮の乾燥を招き、フケの発生に影響するものもあります。一般的なシャンプーの場合、洗浄力がとても強くて、汚れだけではなく皮脂まで洗い流してしまうことも。皮脂は頭皮に潤いを与えるに大切なものなのです。多すぎてはいけませんが、洗浄能力が高いシャンプーを使用することで必要以上に落としては、かえって逆効果。フケの原因を生み出すだけです。
シャンプーを使うのであれば、刺激が弱い、界面活性剤や香料などを使っていない無添加のものに替えましょう。肌が弱い人には、頭皮に優しいアミノ酸系のシャンプーがおすすめです。アミノ酸系の界面活性剤が使われていないシャンプーなら、洗浄力がマイルドで頭皮を痛めません。
また洗い方にも用心が必要です。頭皮を刺激しないように爪を立てずに、指の平でマッサージをするように、よく泡立てながら洗うことを心掛けましょう。

ストレス対策

不規則な生活が続いて、ストレスが溜まってきたら要注意。ホルモンバランスの乱れから、皮脂が過剰に分泌されたり、頭皮に栄養が届かなくなったりと、フケが出やすい乾燥状態になってしまいます。生活習慣の見直しや、頭皮マッサージなどで対処しましょう。
寝不足もNGです。血行が悪くなって、新陳代謝に悪影響を及ぼすからです。新陳代謝が乱れると、皮膚の保水力が減少して、皮膚が乾燥してフケが出やすくなります。睡眠も細胞の入れ替わりに重要な要素。毎日しっかり睡眠をとって、新陳代謝を活発にすることが、フケ対策に大切なのです。

食生活の乱れ

脂性フケの方は、脂っぽい食べ物を好む傾向にあるようです。心当たりのある方は、脂っぽい食事やスナック菓子といった脂の多い食べ物は控えましょう。栄養の偏りは一番の大敵。栄養バランスの整った食事を心掛けてください。頭皮環境を整えるために積極的に摂取したいのがミネラルや、ビタミンB2(レバー、カレイ、牛乳、納豆、卵、ヨーグルトなど)、ビタミンA(レバー、あんこうの肝、うなぎ、モロヘイヤ、にんじん、パセリ、ほうれん草、春菊など)。また魚や大豆製品をしっかり摂取することで、頭皮に栄養が吸収されて乾性フケの改善が早まるといいます。

フケ対策は『薄毛対策』も兼ねる!

フケが発生すると、つい頭皮を掻いてしまうことがあるのでは。乾燥フケであれば、すでに頭皮が乾燥している状態。掻くことによって、さらに頭皮にダメージを加えてしまい、抜け毛が増えやすくなります。
脂性フケの場合は、過剰に出た皮脂が毛の毛乳頭という部位を塞いでしまうために、毛が成長しきれなくなって、抜け毛を引き起こすケースも。
以上のようにフケと抜け毛には密接な関係があります。ただ、フケが出るからといって、抜け毛が必ずしも増えるわけではありません。フケが発生するときは、すでに頭皮は悪化しています。抜け毛が増える確率が高まるということなのです。

フケの発生を改善して清潔感と髪の毛を守ろう!

フケが発生するメカニズムや対策法について、知っているようで知らなかったことが多かったのではないでしょうか。いくら仕事ができても、スーツの肩にフケが散らばっているようでは、社会人としてちょっとヤバイ。まずは自分が乾燥フケと脂性フケのどのタイプに当てはまるかをチェック。そして正しいフケ対策を実践して、ワンランク上のビジネスマンを目指しましょう。


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