育児と介護の両立“ダブルケア” 直面する問題と支援制度について
皆さんは、「ダブルケア」という言葉をメディアなどで耳にしたことはありますでしょうか?
育児だけではなく、介護も同時に行っていることを意味しているのですが、近年ダブルケアの世帯数が増加傾向にあることが分かり、悩みを抱えている人たちが多くいるようです。
今回は、ダブルケアの問題や支援制度などについて、医師と一緒に考えてみました。
ダブルケアとは
育児と介護の両方を行っている人のことを指します。
20代で出産した場合、その親(もしくは義親)は40代〜50代、まだ介護を要する状態ではありません。親の介護が問題になるのは、子育てが落ち着いてからになります。
晩婚化により変化
しかし、近年の晩婚化などにより、40歳近くで出産した場合、すでに親は70歳近いことになり、子どもが幼い時点から親の介護を同時並行する必要が出てくる場合があります。
ダブルケアが必要になるケース
・親が高齢でなくても、病気になって介護が必要になる場合
・親の親がまだ存命で介護が必要な場合
・自身のきょうだいの介護が必要である場合
・高齢女性が、孫の育児と夫・姑の介護を同時に行っている場合
ダブルケアの推定人口
平成24年の調査によると、
女性約17万人、男性約8.5万人がダブルケアを行っており、15歳以上の人口の0.2%に当たるとされています。
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