習い事にプログラミング?小中学生向けプログラミングスクール「CodeCampKIDS」に話を聞いてみた
プログラミングはロボ ットやゲーム開発、デザインなど、多岐に渡って必要とされるスキルにも関わらず、そのほとんどが大学生や社会人になってから習得するケースが多く、小中学生からスタートする環境が少なかった。
「CodeCampKIDS」は、楽しく学べるビジュアルプログラミングから、本格的なゲーム、Webサービスやアプリなどの開発を学ぶことができる小中学生向けのプログラミングスクールだ。
取材に応じてくれたのは、CodeCampKIDSの事業統括責任者斎藤 幸輔(さいとう こうすけ)氏。次世代を担う子供達にとって、必見のインタビューとなった。
・小中学生向けのプログラミング教育
Q1:まずは、「CodeCampKIDS」の開校に至った経緯をお聞かせください。
以前から教育事業に携わっておりましたが、より個別最適化された学びの中で、子ども達の可能性を伸ばし本当の創造力の養成による『次世代リーダーの育成』を実現する学びの提供を目指し、2017年よりCodeCampKIDS(コードキャンプキッズ)の立ち上げに参画しました。(中略)
今回、小学生・中学生向けのプログラミング教室を開始する背景としてあるのは、日本での深刻なエンジニア・テクノロジー人材不足への危機感です。これから自動運転車や音声アシスタントをはじめとするAI、IoT技術の発展により、既存産業のIT化が進み、プログラミングやテクノロジーを扱える人材がさらに不足すると見込まれています。
ITが当たり前になる社会に備え、プログラミングの知識・スキルの習得を通じて「創造力」「問題解決力」「コミュニケーション力」「プレゼンテーション力」「論理的思考力」の5つの力を養うことを特徴とし、プログラミングを理解し使いこなす人材の裾野を広げ、未来を担う「次世代のリーダー」を育成することを事業のビジョンとして掲げています。
Q2:2020年に政府が小学校教育の中でプログラミングを必修科目を入れるかどうかを検討しているとの話が出ていますが、御社の今回の事業はそれを見据えてのものですか?
我々も、2020年の小学校でのプログラミングの義務教育化、2021年以降の中学校・高校でのプログラミング学習の拡充を見据えていますが、それだけではありません。
学校教育の流れも意識しつつ、世の中のあらゆる活動にテクノロジーが入り込んでくる社会環境の中で、子どもたちにより身近にプログラミング学習を提供することを目的としています。学校教育という「機会」も含めプログラミング教育を「より良く」展開し普及させていくことを目指しています。(中略)
CodeCampKIDSで提供する教材やカリキュラムは、学校教育での活用などプログラミング教育を広く普及させていくことを見据えて開発しており、学習する子どもそれぞれに個別最適化された学びをコンセプトに置いています。
・子供のプログラミング教育に必要なもの
Q3:今回は小中学生を対象ということで、大人に教えるプログラミング教育とはどのような点が異なるのでしょうか。
大人がプログラミングを学ぶのは仕事で活かすことやキャリアアップ等の「目的を達するため」という面が大きいですが、子どもたちがプログラミングを学ぶことは「手段である」ということが一番の違いだと思っています。
子どもたちに、テクノロジーやプログラミングへの興味・好奇心を持ってもらうためにCodeCampKIDSでは「プログラミングは楽しいものである」ことを体験するためのビジュアルプログラミング教材やロボット教材を用意しています。
講師がファシリテーションしながら様々なコンテンツやミッションを体験することを通じて、遊びながら創作に取り組み教材やカリキュラムを越えた学びを得ることを目指しています。
大人はCodeCampで仕事やキャリアアップに活かせる実践的なプログラミングスキル「を」身につける。子ども達はCodeCampKIDSでプログラミング「で」創造力、論理的思考力、問題解決力、コミュニケーション力、プレゼンテーション力を身につけるという風に、目的か手段かという違いがあります。
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