2017年Q2、iPhone vs Galaxy SはiPhoneの勝利。Apple vs サムスンはサムスンの勝利
結局は格安スマホなんておよびもせず…。
スマートフォンって、いまやどのモデルにしようかと悩みだしたら、きりがないほどラインナップは充実していますよね。キャリアに縛られない格安スマホだって人気です。でもそうはいっても、とかく周囲で目にするのは、やたらとiPhoneユーザーばかりだったりも。
どうやらこの傾向は、世界でも顕著のようです。このほどStrategy Analyticsは、2017年第2四半期のスマートフォン出荷台数をモデルごとに集計したデータを発表。今年の4月から6月に、もっとも世界で売れたスマホはiPhone 7で、実に1690万台が出荷されました。一方、その次に売れたスマホは、1510万台が出荷されたiPhone 7 Plus。Appleの最新モデルが、完全にトップを独占しています。
iPhoneの次期モデルを控えた前四半期でさえここまでiPhoneが売れたということは、iPhone 8などが発表されるであろう今四半期が、どこまで伸びていくかも気になります。このデータを受けて、Strategy Analyticsのエグゼクティブ・ディレクターとなるNeil Mawston氏は、こんなふうに総括しています。
“世界のスマートフォン出荷台数は、2017年第2四半期に3億6040万台という堅調な記録に達した。そのうち、もっとも人気のあったトップ5モデルを合計すると、同四半期中に出荷された全スマートフォンの6台に1台を占める勢いとなっている。”
日本メーカーの国産スマホにがんばってほしい気持ちはありますけど、いまの人気モデルの偏りは、厳しい現実を突きつけているのかもしれませんよね。
だだしここまでのデータを見ると、いかにもApple強しなスマートフォン市場に思えますが、それはあくまでも単体モデルでの人気の話。AppleがiPhoneの限られたモデルで勝負しているのに対して、SamsungはGalaxy S8シリーズ以外にもさまざまモデルを幅広く市場へ投入しています。Canalysの調査レポートによると、上記の期間と同じ2017年第2四半期に、Samsungは7,900万台を超えるスマートフォンを出荷。一方、Appleが同四半期に出荷したiPhoneの合計は4100万台と、メーカー全体としてはSamsungに大きく差をつけられた形になっていますよ。
Image: Vasin Lee/Shutterstock.com, Strategy Analytics, Canalys
Source: Strategy Analytics via ubergizmo, Canalys
(湯木進悟)
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