うつっぽい時は…5万回RTされた「とりあえずすべき行動」
現代社会はとかく生き辛さを感じさせる事も多くあります。昔は良かったとは言わずとも、今は大らかさがなくなってきて息苦しさを感じる人も多くいることでしょう。
そんな昨今だからか、ツイッター上で5万回以上リツイートされている円山まどかさん(@maruyamadoka)の「とりあえず、鬱っぽいときは • 飲みすぎない • 食べすぎない • 無理になにかをしようとしない • 夜ふかしをしない • 無理に眠ろうとしない •「–ねばならない」といわない • 口座の残高を気にしない • 清潔を保つ をテーマに行動すればそのうちいなくなる」という8項目が人々の共感を呼んでいます。
ちなみに「夜ふかしをしない」「無理に眠ろうとしない」は矛盾しているように思われますが、基本夜ふかしはしない方がいいけど、どうしても寝付けないときは気にしすぎが今度はストレスになるから、もし眠れないなら眠ろうとしなくてもいいんだよ。ということだそうです。またこの項目、無理に守ろうとはせずに「守れなかったら守れなかったでいいや」ぐらいの気持ちで考えるとちょうどよいのだとか。
うつって辛い。
生きていると何らかトラブルに巻き込まれたり起こしてしまったり、上手くいかなかったりで気分が沈んでしまう事もあるかと思います。人との関わり方が上手く行かずに自分の殻に閉じこもってしまったり、どうコミュニケーションを取っていいのか距離感がつかめない人もいますよね。抗うつ剤を飲みながら仕事をこなしていたり、眠れずに睡眠薬が手放せないという人も結構いるかと思います。(実は筆者も家庭の問題やら色々あって安定剤と抗うつ剤のお世話になっています。)
うつっぽい時って、気持ちだけが不安定なまま体は思うように動かないししんどさが強くて何も手につかないしで悲観的になってしまい、自暴自棄に陥ってしまう事も少なくありません。駅を通過する電車にふらりと飛び込んでしまいたくなる衝動すら出てしまいます。
とにかく、こんな気持ちが沈んで荒れている時は辛く悲観的になりやすいものです。
そもそもうつって?
「眠れない、食欲がない、一日中気分が落ち込んでいる、何をしても楽しめないといったことが続いている場合、うつ病の可能性があります。うつ病は、精神的ストレスや身体的ストレスが重なることなど、様々な理由から脳の機能障害が起きている状態です。脳がうまく働いてくれないので、ものの見方が否定的になり、自分がダメな人間だと感じてしまいます。そのため普段なら乗り越えられるストレスも、よりつらく感じられるという、悪循環が起きてきます。薬による治療とあわせて、認知行動療法も、うつ病に効果が高いことがわかってきています。早めに治療を始めるほど、回復も早いといわれていますので、無理せず早めに専門機関に相談すること、そしてゆっくり休養をとることが大切です。」
(厚生労働省HP みんなのメンタルヘルス総合サイト「うつ病」より引用)
ここに記載されているように、うつは「ストレスなどによる脳の機能障害」なのです。体の病気は症状が出やすいので分かりやすいですよね。風邪を引いて呼吸機能の障害が出ると喉の腫れや咳が出るなど、見た目で判断できてしまいます。
しかし、脳の機能障害は一見して分かりません。そしてこの様な状態に陥りやすい人はまじめで人当たりがよく、責任感が強いタイプであると言われています。まじめで頑張り屋さんな人ほど自分の精神力の容量をオーバーしてまで頑張ってしまいがちになり、うつに陥りやすいのです。
「~しなければならない」というのが口癖になっている人、気を付けてください。その「~ならない」というのが自分に強迫観念を植え付けてしまっているのです。自分で必要以上に自分を追い込んでしまいがちになり、自分の許容量をオーバーして心がパンクしてしまうのです。
「ゆっくり休養するようにったって、そんなんできないよ!」「眠れないのに良く寝ろとか無理ゲー」という声も聞かれます。風邪を引いて熱が出ている人に働けって言うの、酷な話ですよね。それと同じでうつの時も風邪引いて休養取る様に休んだほうがいいのです。
脳はまだその全様が解明し切れていないところもある、デリケートな謎の多い器官。そこが故障してしまったならとにかく休ませてオーバーホールするのが一番です。脳を休ませるには眠るのが一番。ではどうしたら少しでも眠りを良くできるのでしょうか。
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