「常に全力投球」の人ほど仕事が遅いワケ
あなたの社内にこんな人はいませんか?
あくせくした様子で働いているわけでもなく、残業もあまりしない。はたから見ればサボっているように見えて、実は仕事でキッチリ結果を出している人……。
こういった人の話を聞くと「自分とは違う次元で何倍も早く仕事をこなしているんだろう」と思いがちですが、「仕事を早くこなせる=他人より手足を早く動かせる」というワケではありません。『仕事が速いお金持ち 仕事が遅い貧乏人』(午堂登紀雄・著/学研プラス・刊)によると、効率的に仕事をこなしているというのは、あくまで行動という結果に過ぎず、重要なのは行動を決める背景の“考え方”だといいます。
仕事が速くて稼いでいる人に、共通した考え方・そして行動とはどんなものなのでしょうか?
「常に全力投球」の人ほど仕事が遅いワケ
仕事が速い人は「この仕事で結果を出すには、どこが重要か」というポイントを押さえています。言い換えると常に仕事の全体像を把握し、
「ここはサラッと流せばいいな」
「ここだけは時間をかけてやろう」
といったペース配分ができているのです。
しかし、仕事が遅い人や完璧主義の人は「どこが重要なのか」ということをあまり考えず、企画書を作成する際もフォントやレイアウトなど細かいところまで全力投球しがち。自分では納得の出来でも、相手や取引先の人が喜ぶポイントとはズレている可能性があります。
そうはいっても右も左もわからない新人の時など、全てに全力投球したほうが良い場合もあります。しかし、相手が特に評価しない部分までこだわって力を注ぐのは非効率。力の抜きどころを考えていない人は、手間暇はかかっているにもかかわらず成果はイマイチということが起こりやすいのです。
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