飲むだけじゃない。コーヒーの「おいしい」活用法
コーヒーは、素晴らしい飲み物です。美味しいだけでなく、カフェインにより、やる気を呼び覚ます役目も果たします。飲むだけでもありがたい飲み物ですが、その風味や香りは、料理やお菓子で活用できます。今回はさまざまな活用法をご紹介します。
コーヒーの風味を活かしましょう
コーヒーの苦み、焙煎で出る風味は、肉、野菜、唐辛子など様々な食材に今までにない風味を付けてくれます。
肉に漬ける
肉は、相性の良いスパイスを使うと、驚くほど美味しくなります。コーヒーは、燻した唐辛子やブラウンシュガーと一緒に、スパイスとして肉に漬けると、肉がとても美味しくなります。スパイスの分量のレシピはたくさんありますが、ガイドは、こちらのウェブサイトに載っているブラウンシュガー1/4カップ+コーヒーの粉1/4カップ+チリパウダー大さじ2を基本に、好きなスパイスを加えています。(コーヒーの風味をもっと楽しみたい、という場合はこのレシピのBBQソースも一緒に使ってみてください)
保存用スパイスとして使う
私が今までで作って一番美味しかったのは、鴨肉のプロシュート(生ハム)です。簡単には作れないですが、難しすぎるほどではありません。鴨の胸肉1枚につきコーヒーの粉1/4カップ、粗塩大さじ1と1/2、砂糖大さじ1/2、オレンジの皮大さじ1を全て混ぜて漬けて、このレシピのやり方に沿って、鴨の生ハムを作ります。鴨の生ハムはお好みでない方には、このメープル・エスプレッソ・ベーコンがオススメですよ。
マリネのタレとして使う
これは、飲み切れなかったコーヒーの活用法としてオススメです。コーヒーは酸性なので、硬い肉をやわらかくする役割を果たします。ウェブサイトEpicuriousには、コーヒーを使ったリブステーキのレシピ(英語)があります。コーヒーの苦みは強い甘み、酸味、辛味、刺激に対抗できるので、ぜひ冒険心を持って、作ってみてくださいね!
ドレッシングに加える
コーヒーを使ったドレッシングなんて、ちょっと想像がつきませんが、コーヒーの苦みが、脂肪分の多い食材とうまくバランスをとってくれます。ということで、焼いた肉と野菜のサラダに特にオススメですが、野菜だけのサラダやフォアグラなどにも合います。コーヒーの加え方は、通常のフレンチドレッシングに小さじ1~2程度のコーヒーの粉を加えるだけですが、レシピが必要な方はこちらのレシピをご確認ください。
唐辛子をひたす
唐辛子は、みんな食べ方や活用法がハッキリしている食材ですが、唐辛子に濃いめのコーヒーを1/2カップ注ぐのは、みんなにオススメしたい方法です。こうすると、ニュアンスのある、バランスが取れた調味料となります。
さて、ここまでコーヒーの料理での活用法をお伝えしてきましたが、もちろん、次にご紹介するような甘い物でもおいしく活用できますよ。
コーヒーは甘みを引き出す
甘いものとコーヒーはとても良い組み合わせですが、コーヒーは甘い物を作る時にも、素晴らしい材料として活躍します。
ティラミスを作る
コーヒーを使ったお菓子で、このイタリア料理のおいしいデザートを入れないわけにはいきません。レシピはいろいろありますが、著者は、このレシピ(英語)が特にオススメです。
ケーキやブラウニーに深みを加える
コーヒーにチョコレートはバッチリの組み合わせですが、チョコレートケーキやブラウニーを作る時にコーヒーを加えると、ココアの味に深みが加えられて、さらに美味しくなります。例えばこのチョコレートケーキのレシピ(英語)は、コーヒーが隠し味となっています。あまりに美味しいので、私はこの一年、これ以外のチョコレートケーキのレシピを使っていません。また、ブラウニーの素でブラウニーを作る時、小さじ1のインスタントコーヒーを加えると、より美味しくなり、手作り感が増します。
パイ生地に加える
最近、パイ生地にポピーシードやタイム、オレンジの皮などを入れて美味しくすることに夢中です。そこで、エスプレッソのパウダーをパイ生地に加えたところ、チョコレートクリームパイが特別な一品になりました。モカオレオクッキーをクラストにするのも、美味しそうですね。
ムースやゼリーに使う
ウェブサイトEpicurious には、ダークローストコーヒーゼリーのレシピ(英語)やモカムースのレシピ(英語)など、とても美味しいレシピが掲載されています。
リキュールを作る
コーヒーリキュールを自分で作れると知っていましたか? 簡単な作り方で、大人向けの飲み応えのある、洗練された味のコーヒーリキュールを作ることができます。ウォッカやラム、ウイスキー2カップの中に1/2カップのコーヒーの粉を入れて、冷蔵庫で一晩冷やしておくだけです。甘みを加えたい時は、漬け置きしたあとに、バニラなどのフレーバー付き、または何も味のついていないシロップを加えてください。
いかがでしたか? コーヒーは甘いお菓子作りでも、料理作りでも、深みとちょうどよい苦みを加える、すごい食材なのです。ぜひ使ってみてくださいね。
Claire Lower(原文/訳:曽我美穂)
Photos by Noirouge and Claire Lower.
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