この秋、世界遺産の富士山へ紅葉を見に行こう!
日本を象徴する富士山が世界文化遺産に登録されてから3年と3ヶ月が経った。登録が決まった日、テレビニュースを観て思わずガッツポーズし、「やった~!」と叫んでいた。静岡市出身の私にとって、三保の松原が構成資産に加えられたことが、とりわけ嬉しかった。
窓を開ければ富士山があった
私が生まれ育った昭和30年代は静岡市にも高い建物が少なく富士山はいつも見えていた。当時、窓の向こう側にそびえ立つ富士山を毎日見ながらご飯を食べていたのだ。
特に、空気が澄んだ寒い季節の白い雪をかぶった富士山が私は大好きだった。
学校の校庭からも富士山が見えていた。今でも覚えている小学校の校歌は「明け行く朝の日に映えてほほえむ富士の峰高く……」だし、中学校の校歌も「日本の表象、富士山を日毎に仰ぐ、よろこびに……」。
あの頃は、見えて当たり前と富士山を眺めていたけれど、ふるさとを離れてみて、それがどんなに幸運で、ありがたいことだったのかを知ることになった。
雪見遠足で富士山五合目へ
ところで静岡市というのは一年を通して温暖な気候のため、どんなに寒い日でも雪が降り積もることはめったになく、せいぜい風花が舞うくらいだ。
雪だるまを作る、雪合戦をする、雪の上をそりで滑るなんて静岡の子供たちにとっては夢のまた夢。
だから、昔から静岡市には“雪見”という冬の学校行事があるのだ。幼稚園や小学校がクラス単位で雪を見るために富士山へ出掛ける。
私は小学校4年のときに雪見遠足で富士五合目に行き、雪遊びを初体験した。児童達はそれぞれ手作りのそりを持って、雪の上を滑って遊んだ。ほとんどの子供たちが、銀世界を見るのもはじめてなら、それまで眺めているだけだった富士山に直接触れるはじめての体験だったのだ。
遊び場はいつも富士のふもと
私の思い出には富士山がいっぱいだ。家族旅行での富士五湖巡りや白糸の滝見物。学生時代には朝霧高原でキャンプをしたり、富士急ハイランドでは冬にはアイススケートを楽しみ、夏にはジェットコースターに乗って絶叫していた。また、私はモータースポーツファンなので富士スピードウェイにもレース観戦に何度も出掛けていた。
とにかく富士山とそのまわりには子供から老人までが楽しめるスポットがたくさんあるのだ。
『富士さんぽ もってこ!マップ』(学研パブリッシング・編/学研プラス・刊)は、その名の通り、富士山とその周辺の散歩に欠かせないガイドブックだ。見る、遊ぶ、食べる、買う、泊まる情報がカラー写真と共にすべて網羅されているので、ページをめくるだけで富士山を散歩している気分になる。
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