1つのPCに2つのWindows 10を取っかえ引っかえできるニッチな「Kangaroo Notebook」
便利なのか不便なのか、とにかくマニアックでユニークです。
PCモニターでもTVでもiPadでも、液晶画面さえ持っていれば何でもWindows 10として操作できてしまう、ポケットサイズの小型PC「Kangaroo」。こちら一部で「神ガジェット」と謳われたマニアックな製品でした。そして、Kangarooのメーカーである、InFocusはまたもやユニークなPC製品を発表しました。
それが「Kangaroo Notebook」。こちらは、OSそのものを物理的に差し替え可能で、ストレージも別々にすることで、家族やオフィスの共用PCとして、完全に使い分けることができる安価なPCです。
ほとんどのコンピュータOSで複数ユーザーのアカウントの作成が可能で、各々自由にアプリのインストールや設定ができますが、これはシステムから完全に分離することができます。本体モジュールの「Kangaroo Mini」は、IntelのZ8350(1.44GHz)、2GBメモリ、32GBのストレージ、OSにWindows 10を搭載し、Wi-FiとBluetoothを搭載しています(もの足りないですね…)。
この「Kangaroo Mini」とよばれる本体モジュールを、11.6inchのHDディスプレイ、キーボードとトラックパッド、ウェブカメラ、マイク、スピーカー、バッテリー、USBポートを搭載する「Laptop Dock」に挿入して使うことができます。
…が、残念なお知らせとして、他のKangarooが可能な「iPadや液晶モニターに接続して、持ち運びできるWindows 10搭載の小型PC」としては使えないそうです。つまり、この「Laptop Dock」に接続して使う以外に使い道がないのですね。
「Laptop Dock」と、本体モジュールの「Kangaroo Mini」が2つバンドルされるかたちで10月中旬より300ドル(約3万円)で米国より発売開始です。
300ドル、かつOS自体をそれぞれ物理的に保管することができるのは、セキュリティ的にも安心だし、とってもユニークだと思います。でもスペックが…ねぇ。かなり限定的でニッチな用途で使われるのでしょうかね。
source: InFocus, Engadget US
Andrew Liszewski – Gizmodo US[原文]
(mayumine)
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