人類最後の砦。羽生善治名人、ついに人工知能と対戦か
物語はクライマックスへ。
囲碁において、人工知能(AI)が人間に勝つのは「あと10年はかかる」といわれていました。しかしご存知のとおり、Googleの最強囲碁ソフト「AlphaGo」が、世界最高峰の棋士、李セドル九段に勝利を収めたのはつい先日のことです。
しかしここに来て、「人類最後の希望」ともいわれる将棋界の天才、あの羽生善治名人が、AIとの対戦を示唆しましたよ!
AIを特集したNHKの番組試写会に登場した羽生名人は、将来のAIとの対戦について「近々のうちに何らかのアナウンスがあると思います」と語り、その可能性を否定しませんでした。これはいよいよ、人間 vs AIの頂上決戦が間近だと思っていいのでしょうか…。
囲碁の世界で人間が有利とされていた理由はいろいろありますが、主にはその着手数の多さでした。10の360乗ともいわれる膨大さから、次の手を計算で導き出すAIには不利だと考えられていたのです。実際、着手数が10の60乗といわれるチェスでは、すでに人間がAIに勝つことは不可能だとされています。
その意味では、将棋もすでにAI有利といわれる現状。はたして「日本が誇る最高の頭脳」こと羽生名人は、この最強の敵をどう迎え撃つのでしょうか。
2月には、西武ドームにて豊島将之七段との「リアル車将棋」も行なっている名人。また我々を楽しませてくれることを期待したいですね!
image by aotaro on Flickr
source: デイリースポーツ online
(渡邊徹則)
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