『ウィスティキ』があれば、もう駐車場でクルマを探す必要はない【今日のライフハックツール】
もしスマートフォンをどこかに落としてしまった時、手持ちのタブレットやPCから追跡すれば、見つかる可能性があります。しかしこれが財布やカギとなると、そうはいきません。
それを可能にしてくれるのが、いわゆる「アイテムトラッカー」。今回そんなアイテムトラッカーのひとつ『ウィスティキ(Wistiki)』をお借りできる機会がありましたので、早速試してみました。
『ウィスティキ』は、Bluetooth通信でスマートフォンと接続されます。したがって、他のアイテムトラッカーと同様に、Bluetoothの届く範囲を超えてしまうと通信できなくなってしまうものです。
アイテムトラッカーというと、探偵小説やドラマなどに出てくる、いわゆる「発信機」を想像するかもしれません。しかし、GPSや通信機能を内蔵する発信機とは違い、消費電力が低いBluetoothのみを利用しているので、長期間使えるという利点があります。
無くしたアイテムを探す
『ウィスティキ』がスマートフォンのBluetooth圏外から離れてしまったとき、アプリがその時の場所を記録してくれます。つまり、落とし物に気がついたときにアプリを開けば、落とした場所が分かるということです。
しかし、不幸にも誰かに持ち去られてしまうということもあるでしょう。この場合には、すべてのウィスティキユーザーの力を借りて探し出すことになります。
とは言っても、各々のユーザーは何もする必要がありません。誰かの落とした『ウィスティキ』が自分のスマートフォンのBluetooth圏内に入った時に、その位置情報が自動的に、落とし主に送られるのです。誰の端末によって捕捉されたのかなど、個人情報に関するデータは送信されませんので、プライバシー侵害は気にしなくてもよさそうです。
もっとも、国民の大半が『ウィスティキ』を利用しているような状況にならないと、この方法で見つかるという可能性は高いとは言えなさそうです。
基本的には、自宅やクルマの中、あるいは会社のロッカーなど、どこに置いたのか忘れてしまった、というような場合に使える機能だと考えておけばいいと思います。
郊外型大型店舗などで、乗ってきたクルマを探す
私が使ってみて、便利だと思ったのはクルマとの組み合わせでした。駐車場の広い敷地内で自分のクルマを見失ってしまうと、途方にくれるもの。そうならないように、駐車エリアを覚えておくのですが、記憶に残っていたエリアは前回に来た時のものだった…というような経験をした人もいるでしょう。
しかし、クルマの中に『ウィスティキ』を置いておけば、ポケットの中のスマホで探し当てるのは簡単です。立体駐車場の場合、何階にあるのかまでは判別できませんが、どのエリアにあるのかだけでも分かれば、手がかりとしては充分でしょう。
コンパクトさをアピールするものが多いアイテムトラッカーの中で、少し大きめでオシャレなデザインを主張しているのが、本製品のユニークなところです。極端な小型化をしていない分、長時間、安定した動作が期待でき、いざという時に役立つ可能性も高いと思います。
スマホアプリを開いてみて、近くにあることを確認している間に、『ウィスティキ』がペットか何かのように感じられてくるのも面白いところでした。アプリのインターフェイスと本体デザインがそうさせているのかもしれません。
(田中宏和)
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