ドローン業界に少し変わった人物がいる。IT企業を経営しながらドローン関連企業へ投資を行い、投資先の企業において自らドローンパイロットとして映像制作も行っている大前創希氏である。何を隠そう、投資先は筆者が代表取締役を務める会社「株式会社Dron é motion(以下ドローンエモーション)」である。
大前氏は、自治体のドローン活用についてメディアやシンポジウムなどで数多く情報発信するほか、ドローン空撮コンテストで準グランプリを受賞するなど、ドローン活用の識者としてだけでなく、実務者としても活躍している。
今回から4回に渡り、大前氏にドローン空撮の可能性や、空撮と編集のテクニックについてお話を伺う。
IT企業経営者にしてドローンパイロット、そしてドローン関連企業の投資家
【田口】では、まず大前さんがもともと取り組まれている事業についてお聞かせください。
Webコンサルティングをメイン事業とした株式会社クリエイティブホープを13年間経営しており、Webの活用に関する戦略やマーケティングなど、お客さまの課題を総合的に解決していく提案をしています。最近では「新規事業を立ち上げたいけど、どうすればいいかわからない」というお客さまのお手伝いもしていますので、事業戦略コンサルティングという位置づけも大きくなってきているのかなと思います。
【田口】なるほど。そういった事業はドローンと関連が薄いように思います。何かきっかけがあったのでしょうか?
最初は仕事ではなく、AR DRONE2.0が発売になったときに、フォルムデザインがカッコよかったということと、ほかのラジコンと比べて圧倒的に性能が優れているというニュースを見て買ってみたいと思ったのがきっかけです。
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