原因は「歯周病」かも。口臭について知っておいてほしいこと
ビジネスパーソンとしてマナーや身だしなみに気を遣うのは、年齢に関係なく大切なこと。スーツや靴の手入れ、話し方などのベーシック・ルールとともに抑えておきたいのが「口臭予防」です。大切な商談相手や職場の仲間を不快にさせることなく良い仕事をするためにはどうすればいいのでしょうか。
この記事では、口臭の原因と対策を学ぶとともに、口臭の原因となる「歯周病」が気になる人へ向け、電動歯ブラシでは初めて日本歯科医師会の推薦を受けているパナソニックの音波振動ハブラシ「ドルツ」について紹介します。
電動歯ブラシを使っていない方でも使えるティップスもあるので、ぜひ参考にしてみてください。
あなたは大丈夫? まずは自分で口臭チェック
他人の口臭を感じることはあっても、自分の口臭にはなかなか気づけないもの。気を遣っているつもりでも、実は臭っているかも知れません。そのため、まずは自分でできる口臭チェックを行って見ましょう。
・マスクを鼻まで覆うようにつけて息を吐き、臭いをチェックする。
・ビニール袋に息を吐き、数秒後に臭いをチェックする。
・口をパッと開けたときに、唾液が糸をひいていないかチェックする(細菌を多く含む唾液にはねばつきがあります)。
その他、客観的に判断するために、歯科医院の口臭測定や市販の口臭チェッカーを利用するのも手。気になる方は利用してみてください。
成人男性の8割が「病的口臭」の可能性を持っている
口臭には大きく分けて、「病的口臭」「生理的口臭」「心因性口臭」の3種類があるそうです。
「病的口臭」は、虫歯や歯周病、内蔵系、呼吸器系の疾患のために起こる口臭。その臭いは強烈で、生ごみや硫黄の臭いに例えられます。根本の原因を取り除かない限り慢性的に臭い続け、周囲へも不快感をもたらします。また、自分では嗅覚が慣れてしまって自覚がないのも難点です。
2つ目の「生理的口臭」は寝起きや緊張時、運動後など、一日の生活の中で唾液の分泌量が減る際に口の中の細菌が増殖して起こる口臭です。病的口臭とは違い一時的なものなので、比較的自分で自覚しやすいのが特徴で、唾液分泌量の増加とともに自然となくなるのが一般的です。また、自分が思っているより周囲へは臭っていないことが多いのも特徴です。
「心因性口臭」は、実際には口臭がなくても自分に口臭があると思い込んでしまうケースで、「自臭症」とも言われています。
私たちがまず気をつけないといけないのは「病的口臭」。なぜなら30代男女の約8割が「歯周病」だと言われているからです。
歯周病の原因は、口の中のプラーク(歯垢)に潜んでいる「歯周病菌」。誰でも必ず口の中に存在しています。歯周病は、その歯周病菌が歯周ポケット内に蓄積して起こる病気です。歯周病の進行とともに歯を支える骨が溶け、それに伴い歯周ポケット(歯と歯ぐきの間の溝)が深くなっていきます。この溝が深くなればなるほど、空気を嫌う嫌気性の歯周病菌がますます増殖し、強い口臭のもととなります。
では、歯周病対策はどのように行えばいいのでしょうか?
歯周ポケットに潜む「歯周病」の原因菌をかき出す
歯周病は口臭の大きな原因になるだけでなく、進行すると歯を失いかねない病気ですが、厄介なのは痛みがほとんどないため、気づかないうちにじわじわと進行してしまうこと。そのため、日頃から歯周病の原因菌が潜む歯周ポケットの清掃をすることが大切です。
では、歯周ポケットを清掃するには、どのような歯ブラシを選び、どのような磨き方をするのが好ましいのでしょうか。歯周ポケットに潜む「歯周病」の原因菌をかき出すことができるという、パナソニックの音波振動ハブラシ「ドルツ」の機能とともに、学んでいきましょう。
Point 1:0.02mmの極細毛が、歯周ポケットに入り込む
歯周ポケットの深さは、正常な状態で約1~3mm。4mm以上になると、歯周病が進行しつつある状態と言われています。また、歯周ポケットの入り口の幅は極端に狭いので、歯ブラシには毛先の細さが求められます。「ドルツ」の毛先の太さは0.02mm。細さへのこだわりは、微細な歯周ポケットのケアを丁寧に行うことを目的としているのだと感じました。
また、デリケートな歯ぐきを傷つけないために毛の長さが2段階になっていて、必要以上にブラシが歯周ポケットに入りすぎないように設計されています。歯周ポケットの清掃において、まずは微細な隙間に入り込むブラシの細さと、適切な長さを選ぶことが重要なようです。
Point 2:細かな「ヨコ磨き」が、歯周ポケット清掃のコツ
歯周ポケットは、窓の桟(サン)の溝に合わせて、ブラシをヨコに動かして掃除をするイメージで磨くことが大切。「ドルツ」は、0.02mmの極細毛を高速の「音波振動」で毎分約3万1000回、「ヨコ」にストロークすることを実現しました。
ミリ単位のポケットを掃除することを考えると、細かい毛と微細な動きが求められることは想像がつきますが、それを実現するためには、かなり高度な技術が求められるはず。「ドルツ」を使うと手だけでは難しい歯周ポケットの汚れをかき出しやすいのは、開発者の努力が詰まっているからなのだと感じました。
Point 3:デリケートな歯と歯ぐきにやさしいパワー制御機能を搭載
歯周ポケットを磨くときには、歯ぐきを痛めつけないように注意することも大切です。「ドルツ」には、歯ブラシを押しつける力に関わらず、ブラシの振幅を維持する「パワー制御機能」が備わっています。強く押しつけすぎたとしてもブラシ振幅が抑制されるため、歯や歯ぐきを傷つける心配がありません。
充電が空に近づいても最大振幅を維持するので、常に適切で爽快なブラッシングを保つことができるのも嬉しいポイントです。
ちなみに「ドルツ」には、歯周ポケットケアに適した「イオン用極細毛ブラシ」のほか、歯の表面・噛み合わせ面をしっかり磨くための「イオン用マルチフィットブラシ」、歯間や歯並びの悪いところにもフィットする「ポイント磨きブラシ」、歯ぐきをマッサージするためのシリコン素材でできた「イオン用2Wayシリコンブラシ」の4つのブラシが付随。
用途や部位に合わせてブラシを変えることで、より清潔で健康的な口内環境をつくることができます。
口臭の話によく登場するニンニクやお酒の飲み過ぎなどは、あくまで一時的な要因に過ぎないそうです。日々の歯周病ケアこそが、根本的な口臭(=病的口臭)の解決に繋がるのだと感じました。
また、歯周病ケアと共に気を配りたいのが、唾液分泌量の低下による乾燥が原因で起こる「生理的口臭」。水を飲んで口の中を潤わせたり、食事中に食べ物をよく噛むことで唾液の分泌が増し、予防できるそうです。毎日の積み重ねとちょっとした気遣いを意識して、口臭対策を始めましょう。
パナソニック 音波振動ハブラシ ドルツ
(文/宗円明子、取材協力/歯科衛生士 三浦悠)
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参考:「歯周病」の正しい知識とケアについて|Panasonic
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